オールカマー2020予想【出走予定馬分析】常にトップクラスで好走を演じながらあと一歩勝ち切れない『善戦マン』から脱却し、秋の大舞台に向けて飛躍のキッカケとなる久々の重賞制覇を飾るのはアノ馬!?

 

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2020年9月27日(日)

中山競馬11レース

第66回 オールカマー(G2)

中山芝2200m

 

《オールカマー2020》

《レース展望》

 

一時期は毎年のように10頭立て以下の少頭数で行われると同時に春のG1で活躍した実績馬が秋の始動戦を毎日王冠や京都大賞典、さらには札幌記念に選択する馬が多かった背景からなかなかレベルの高いメンバーが集まりづらく『夏のローカル重賞の延長戦』的なイメージも強かったオールカマーですが、18年1人気1着レイデオロが次走天皇賞・秋で久々のG1制覇を達成しただけでなく16年1人気1着ゴールドアクターがジャパンカップ4着→有馬記念3着と古馬トップクラス相手に堂々と勝ち負けを演じる走りを見せ、15年3人気1着ショウナンパンドラも牡馬相手の王道路線を選択すると天皇賞・秋4着からジャパンカップを制したように、秋のG1に向けて比較的ゆったりしたローテーションが組めるといった開催時期も影響してか近年徐々にG1へのステップレースとしての立ち位置を取り戻しつつある点は覚えておきたいところです。さらに、2着以下に負けた馬の中からも18年3人気2着アルアインが翌年の大阪杯で久々のG1制覇を飾ったのを筆頭に、15年1人気2着ヌーヴォレコルトが同年の香港カップ2着に加えて翌年アメリカでの重賞制覇とワールドワイドな活躍を見せると、14年7人気2着ラキシスも次走のエリザベス女王杯で重賞初制覇をG1で飾るなど『記録』より『記憶』に残る馬を多く輩出しているのも同レースの面白い傾向と言えそうで、昨年4人気1着スティッフェリオ、3人気2着ミッキースワローの2頭が今年の天皇賞・春で2、3着に好走した事実を見ても別定条件で行われるG2で勝ち負けを演じるにはそれなりに高い地力が必須であるのは後の活躍馬を見ても間違いないと思います。また、オールカマーの舞台となる中山外回り2200mは道中の起伏の大きさに加えて緩やかなカーブが続くため道中のペースが落ちにくく、さらに直線の急坂を二度も越える特殊なコース形態となっているため絶対能力の高さに加えて『機動力』や『器用さ』が強く問われる舞台であるのも馬券的には要注目ポイントになりそうで、上位人気に推される実績馬が休み明けの余力残しで参戦するケースが多い一戦では多少実績面で劣っている馬でもレースセンスのある馬が思わぬ激走を見せる事も多々あるだけに、そのような視点でレースに注目して見ると思わぬ高配当をゲットする事が出来るかもしれませんね。

 

《オールカマー2020》

《予想オッズ》

 

①人気 フィエールマン    2.1倍

②人気 カレンブーケドール  2.9倍

③人気 ミッキースワロー   3.5倍

④人気 クレッシェンドラヴ  14.8倍

⑤人気 ステイフーリッシュ  15.3倍

 

《オールカマー2020》

《出走予定馬分析》

 

競馬 フィエールマン(牡5)

騎手:ルメール 調教師:手塚(美浦)

主な勝鞍:天皇賞・春(G1)19、20年

菊花賞(G1)

札幌記念(G2)3

非常に高い潜在能力と同時に体質面の弱さも併せ持つ事から大舞台へは常にぶっつけ本番となる事が多い同馬ですが、ラジオNIKKEI賞2着以来の過去に好走例のないローテーションで菊花賞を勝利すると翌年の天皇賞・春もグローリーヴェイズとの一騎打ちを制してステイヤーとしての非凡な才能を証明すると、果敢に挑戦した凱旋門賞こそ完全なスタミナ切れで12着のシンガリ負けを喫してしまいましたが、国内復帰戦となった有馬記念ではアーモンドアイを負かしに行く積極的な競馬で4着と好走して改めて国内トップクラスの能力を証明しました。連覇を狙った前走の天皇賞・春は有馬記念以来ぶっつけ本番での実践となりましたが、中団追走から徐々に外を通って進出すると直線で一旦は完全に抜け出したスティッフェリオを外から急追し、ゴール前は僅かハナ差ではあったもののキッチリ捉えて史上4頭目の天皇賞・春連覇を達成しました。国内ではまだ5着以下の凡走が無いようにその能力が現役トップクラスであるのは疑いようのない事実で、これまでのG1すべてを休み明けで勝利した実績から見ても4か月半ぶりの実戦でも状態面に関しての不安は全くないと見ていいと思います。トリッキーなコース設定である中山2200mも昨年のアメリカジョッキークラブカップ2着の実績から問題なさそうですが、本番が次走以降にある余裕残しの仕上げに加えて【久々の中距離戦で追走面の不安】を見せる可能性は否定できないところで、斤量面も含めて楽な戦いにはならないでしょうがそれでも秋の大舞台に向けて格好は付けてほしいところですね。

 

競馬 カレンブーケドール(牝4)

騎手:津村 調教師:国枝(美浦)

主な勝鞍:ジャパンカップ(G1)2着

秋華賞(G1)2着

オークス(G1)2着

初勝利こそ3戦を要したものの、スイートピーステークスを完勝していながら12番人気の低評価だったオークスを正攻法の競馬でラヴズオンリーユーに最後まで食い下がっての2着に激走を見せると、秋の秋華賞でも小回りコースや地力勝負のハイペースを物ともせずクロノジェネシスの2着に好走して世代トップクラスの能力と同時に適性の広さを証明する走りを見せました。続くジャパンカップでも1枠と53キロの斤量が味方した面があるのも事実ですが古馬のトップクラス相手に2着と互角以上の走りを見せましたが、今年初戦の京都記念では同世代のクロノジェネシスに完敗の2着に敗れて好走するもなかなか勝ち切れない詰めの甘さも露呈する結果となりました。距離やコース形態、さらには道中のペースや馬場状態を問わず安定して勝ち負けを演じていること自体が高い潜在能力の裏付けであるのは間違いなく、先行する競馬から終いを活かす競馬までどんな展開にも対応できる卓越したレースセンスも高評価すべきポイントだと思います。クイーンカップ4着を除けば全て馬券圏内に好走している抜群の安定感も好走を後押ししている一方で、本質的に叩き良化型の面があるだけに予定していたドバイシーマクラシックが中止になった事によるローテーションの変更はやはり気になるところで、惜敗続きの鬱憤を晴らすためにもここは積極的なレースで次に繋がる走りを見せてほしいところですね。

 

競馬 ミッキースワロー(牡6)

騎手:横山典 調教師:菊沢(美浦)

主な勝鞍:日経賞(G2)

セントライト記念(G2)

天皇賞・春(G1)3着

3歳秋のセントライト記念では皐月賞馬アルアインを並ぶ間もなく差し切って重賞初制覇を飾ったように能力の高さは間違いなく世代上位の存在でしたが、その反面まだ精神面に幼い部分を多く残していたこともあって5歳春まではG1でも入着する走りを見せながら相手弱化のG2~G3でも取りこぼす不安定な成績が続いてしまいました。ただ、57.5キロのトップハンデで久々の勝利を飾った昨年の七夕賞以降は精神面の成長もあって成績が安定すると、日経賞で重賞3勝目を挙げた勢いそのままに挑んだ前走の天皇賞・春では2週目の坂の手前から動き始める積極的な競馬から直線も最後まで長くいい脚を使って3着と好走し、6歳を迎えての地力強化を自らの走りで証明しました。これまで重賞2勝を含めて【3・2・0・3】と抜群の成績を残している『中山巧者』で、昨年の昨年のオールカマー2着の走りを見ても中山2200mに対する適性の高さは今回のメンバーでも間違いなく最上位のモノがあると思います。近2走の走りを見ても分かるように勝負所でマクリ気味に動いて直線も長くいい脚を使える機動力の高さが身に付いたのも好材料と言えそうで、脚質的に展開に左右されやすく惜敗が多い点はやや気掛かりなポイントですが、動ける状態に仕上がっていればここで強敵撃破があっても驚けない1頭ではないでしょうか。

 

競馬 ジェネラーレウーノ(牡5)

騎手:三浦 調教師:矢野(美浦)

主な勝鞍:セントライト記念(G2)

京成杯(G3)

皐月賞(G1)3着

単勝1.2倍の圧倒的人気に推されたデビュー戦こそ3着に取りこぼしたものの、次走の未勝利戦から3連勝で京成杯を勝利して挑んだ皐月賞では稍重発表以上に悪化したタフな馬場状態で1000m59.2のハイペースを3頭雁行状態で逃げながらも唯一粘り込んでの3着に好走し、世代トップクラスの能力を証明しました。続く日本ダービーではスローペースの2番手で16着と大敗するも、秋の始動戦となったセントライト記念では2番追走から早めのスパートで後続に脚を使わせる展開に持ち込み重賞2勝目を挙げたものの、菊花賞、アメリカジョッキークラブカップを苦手とするスローペースの瞬発力勝負で9、4着と凡走すると、その後に屈腱炎が判明して長期休養を余儀なくされてしまいました。現5歳世代の中でも上位クラスの実績を持っていることを考えれば今回上位人気確実のフィエールマンと好勝負しても全く不思議ない能力を秘めている可能性が高く、G1での好走を含む【3・0・1・1】で全て4着以内に好走している抜群の中山コース適性も今回のメンバーで最上位であるのは間違いないと思います。安定した先行力に加えて早めの仕掛けでも直線で長くいい脚が使える息の長い二の脚は他の有力馬にとっても脅威の武器と言えそうですが、『不治の病』とも言われる屈腱炎でによる1年半以上の長期休養明け初戦といった条件ではさすがに評価を割り引く必要があるのが正直なところで、まずは無事に走って次走以降に繋がる走りを見せてほしいところですね。

 

《オールカマー2020》

《出走予定馬分析から見る◎注目馬》

  

【◎ステイフーリッシュ】

2走前の大阪杯では先行策を示唆しながらスタミナ後のダッシュが付かず二の脚速く先行した有力馬に対して外々を回る展開で9着に凡走してしまったものの、2500mへの距離延長となった前走の目黒記念では57.5キロのトップハンデを背負いながらスムーズな先行策から直線を向いたところでは斤量による反応の差で一旦は馬群に沈みかけながらも、残り200mで内から再び二の脚で盛り返すように伸びると最後まで前2頭に食い下がる強い走りを見せての3着でG2クラスであれば能力・実績共に上位クラスである事を証明する走りを見せました。トップクラスが集結するG1では【0・0・1・4】と苦戦が続いている一方で、相手関係の面で楽になるG2~G3戦においては【1・4・5・3】と距離やコース形態、さらには馬場状態や斤量に関係なく常に好勝負を演じているのは同馬の絶対能力が現役馬の中でも上位クラスである証明以外何物でもなく、特殊な適性が求められる『非根幹距離』の2200mにおいても【1・2・1・0】と複勝率100%の抜群の成績を残している事実を見ても器用さが求められる中山2200mの適性に関しては今回の出走馬中随一の存在と断言していいと思います。フィエールマン、カレンブーケドールといったG1実績馬が次走以降に向けてある程度余裕残しの仕上げで来るのに対して、状態面も含めてこの舞台に対する本気度が高そうな今回は久々の重賞勝利に期待して本命評価にしたいと思います。

 

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