子を産む
ということは、
ぬこさんにとってはものすごく覚悟のいることでした。
わっけわかんない言葉も通じない、宇宙人のような赤ちゃんを、
人間として育てるのは容易ではなかろう、と。
今じゃ「授かり婚」とかって言うけれど、
もうね、できちゃった!!とかありえない次元の話でした。
人間産むのって、そんな簡単に決めていいの??
お友達の8割はデキ婚。
で、100% 「うちはつくっちゃった婚だよ」
言われます。
まぁ、子が元気にすくすく大きくなれば、それでいいんだ。
第一子は結婚から3年目に。
父親もバカ可愛がり。
で、娘さんが産まれるんですが、
生み落としたら、泣かないし、大きな病院でNICUに入れられちゃうし、
明らかに見た目健康な赤ちゃんの様子ではないし。
そしたらね、
「この子は面倒みきれんなぁ」
って。
誰が?
父親が。
ボソっとね。
聞こえちゃったもん、ぬこさん。
怒りのあまり身震いするって、初めての経験をした。
母親はね、まぁ、10ヶ月間、身も心も準備期間があるけども、
父親は、なんとなくの感覚でしか実感ないだろうからさ。
ということを差し引いても、
兄はバカ可愛がりしてたのに、
健康じゃないからってそれはないだろう。
3年くらいかけて、親になる覚悟はしてたのになぁ。
ということは、
あっという間にデキちゃっても、
覚悟を決めても同じなのかな?
NICUの先生が言ってました。
「お子さんがこういう状況で、離婚されるご両親は1割くらいいらっしゃいます」
難しいね、色々。