ちょっと難しいお話 | たまごかけごはん。

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筋ジストロフィーウルリッヒ型の娘のおっかさんなのです。                       

まずはじめに、両親は健常者であること。


第一子の息子も、健康そのものであること。



そして第二子の娘が、筋ジストロフィーウルリッヒ型であること。





古い記事なのですが、こういうのをみつけました。


筋ジスの子はいらない?生命を選択する出生前診断



ん~、これは筋ジスだけに当てはまることではないですね。



出生前診断に関しては答えは出ないでしょう、人それぞれですから。



その人の下した判断を誰一人咎める事はしてはいけないと、私は思います。





障害をもつ。



ということに関して、


その人の個性であるとか、


あなたにはその障害を乗り越えられる強さがあるからとか


うまいこと言う人もいるけれど、



では、あなたは障害をもった人になりたいですか?



と聞かれれば、その答えがNOであることは100%に近いと思っています。




好きで障害を抱えるわけではない。


健康でいられるなら、健康でありたい。







運動会で思いっきり走りたいだろう。


ピョンピョン飛びまわりたいだろう。


兄の背を追いかけて自転車をこぎたいだろう。



周りの人がみんなスーパーマンで、「何で早く走れるのか分からない」と。


娘は口にこそ出しませんが、


時々ポツリと、「いいなぁ」と言います。




この子が生まれた、その意味は?


将来は介護されながら生きる事になるけど、それで幸せ?



周りの人間は?


去って行く人が多いのでは?


世の中捨てたもんじゃないけど、結構世知辛いよ?




出生前にもし、娘の病気が分かっていたら。




どうしただろうな。




でも、




娘がかわいい。





めちゃくちゃ勝気で、多少叱られようが何ともない、


そのくせ甘え上手。



こつきたくなったり、憎たらしくなったりもするけれど、



娘が愛しい。




あ~あ、病気なんかなかったら、


親に似て、テラ美人だったろうに。(ぇ・・・


病気じゃなければ、


兄と共におつかいに出したかったなぁ。






色んな事を思うけど、



子育ては健康であっても、楽しいだけじゃない。


健康であっても、色々悩みながら育てていかなくちゃいけない。



もうね、長男の夜泣きとか、寝かしつけ時の背中センサーとかひどかったこと。


その点娘はおなかが満たされたらスヤスヤひたすら眠ってて、手がかからなかったなぁ。




案ずるより、産むが易し。




なのかもしれないな。