昨日、1月7日は毎年恒例、太宰府天満宮の鷽替え神事&鬼すべの日。
昨年はコロ助のせいで抽選制となり、雪の降る中出かけたものの、抽選で当たらず参加は叶わず…でした。
今年はどうなるんだろうな…と、天満宮のHPをチェックしてみたところ、今回は抽選制ではない模様。
仕事は時間休を取り、14時半前に帰宅、ウチでちょっとのんびりして、お餅でも食べてから太宰府に向かう予定にしてましたが、朝、毎日飲む薬を飲もうとして、皮膚科の薬が連休明けの分までないことに気づき…まずは病院に。
診察と会計はスムーズに終わりましたが、薬局でちょっと待たされて、のんびりする間もなく、少しお菓子を食べただけで予定よりも数本遅い電車で太宰府へ向かいました。
駅のホームの自販機でこんなの発見
缶コーヒーの並びにあったので、コーヒーかと思いきや、だし
ちょっと気になりましたが、残念ながら売り切れでした。
今度あったら買ってみようかな…。(笑)
平日の夕方の参道はやっぱり人は少ないですね…。
木うそさんの販売開始は17時ですが、16時45分頃には販売待ちの列に並べました。
販売開始になり、検温をして、昨年の木うそさんを納め所に納め、木うそさんをいただき、最後に鷽替えに参加時に使用するようにビニール手袋が配布されました。
最初に私の手元にやってきたのは…
実はこの浦という文字が…私にはご縁のある文字で。(自分の名前につく訳ではありません)
このまま連れて帰りたいとも思いましたが、やはりちゃんと交換して天神様のまこと心に替えていただかねば…。
もしかしたら巡り巡って戻ってきてくれるかもしれませんしね
鷽替え神事の開始は18時なので、参道のお店をぷらぷらとしながら覗いてみることに。
しかし、のんびり味わう程は時間がないなぁ…で、断念。
参道のお店も覗くところはだいたい決まってるのですが、普段はあまり覗くことのないお店の前であれは…何というシルエットのものが目に入り、寄ってみる。
カエルさんがたくさん重なってる縁起物でした。(笑)
…で、そこで、こんなのもいて…
はい、連れて帰って来ちゃいました。
当選キーワードとかをスマホにメモするのにこの手袋を都度外さないとだと面倒だな…と思いましたが、したまま操作できました。
今年はいつもより斎場のスペースが広く取られ、替えましょ、の掛け声は巫女さんたちの発声のみ。
例年は6回行われるのですが、今年は3回、ただ1回で2つの当選キーワードが発表されるルールで行われました。
今年の当選キーワードは…
1回目→日本代表 優勝
2回目→博多人形 花
3回目→志賀社 ひわだ
でした。
私の手元にやってきたのは…
浦さんからスタートして、馬さん→旭さんときて、最後は……ん何もついてない
例年、その年の新たにいただいた木うそさんではなく、過去の物や民芸品の木うそさんを持って参加する方がいらっしゃるんですが、今年は感染対策で検温等を済ましている証明も兼ねて、木うそさんいただいたルート以外から一度外に出たりして斎場に入る際には木うそさんの裏面か自宅で飾る際に使う台紙を提示するようにはなってたんですが……。
もしかして途中ではがれちゃったとかってこともあり得る
そのまま連れて帰ろうか…どうしようか…と、思いましたが、神職さんにご相談して、替えていただきました。
そんなこんなで今年、ウチにやっきてきたのは…
祈願さん、1年よろしくね
回数が少なかったため、18時半過ぎには終わりました。
御本殿にお参りして、そのまま帰るかなぁ…翌日から3連休だから鬼すべまでいようか…と迷いました。
鬼すべの本格的な奉納神事が始まるのは21時過ぎ、時間をつぶそうにも太宰府天満宮界隈、夜開いてるお店がほんと少ないんです。
誰かと一緒ならごはんでも食べながら…なんてことに迷わずなるんですけど。
とりあえず参道まで戻ってみる。
途中で鬼すべの燻手(すべて)さんたちが盛大に藁を燃やしてます。
ここでしばらく暖を取って、駅の方まで行ったら、松明係?の皆さんもやってきた。
鬼じゃ(おんじゃ…と聞こえる)松明を左右に大きく振って、火の粉を撒き散らしながら参道を進んで行きます。
延壽王院前で一旦停止。
その後、同じ場所に鬼警固の方々が。
私は松明について回り、待機するごとにその火で暖を取りました。(笑)
20時45分過ぎに九州国立博物館に向かう途中から左手に入った奥にある鬼すべ斎場に。
松明が鬼さんの立て篭った建物のまわりを回ります。
その後、鬼すべ堂前に積まれた藁と松葉の山に御神火が放たれ、すかさず燻手さんたちが大団扇で煙を鬼すべ堂へ送り込みます。
そうすると鬼警固の方々が板壁を打ち破り、堂内の煙を外に出して鬼を守ります。
板壁が破られると荒縄で48ヵ所を縛られた鬼は、「鬼係」に囲まれて堂内を7回半、堂外を3回半まわります。
堂内では神職が、堂外では氏子会長が一周ごとに、鬼に向かって煎り豆を投げ、卯杖(うづえ)で打ち、鬼を退治します。
燃え残った板壁は火除けのお守りになりますので持ち帰るんですが、手頃な大きさのを探すのが案外大変。
小さめの木片を見つけて、端っこの方でちょっと焼いたりするんですが、暖かいを通り越して顔とかあっつい。
けっこう大きな木片を持ち帰る方、火がついたままのものを持ち帰る人も。
帰路、二日市で乗り換えるまでの電車の中はほぼ鬼すべ帰りの人なの車内が焦げくさいにおいでいっぱいです。(笑)
ウチに帰り着いたのは23時過ぎ。
髪から着ていたもの全部がやっぱり焦げくさい。(笑)
それから遅すぎる夜ごはんを食べました。
鬼すべまでいたのはかなり久しぶり。
お天気が良かったのは初めてかな。
なかなかに勇壮なお祭りで一見の価値ありですよ〜。
来年の1月7日も土曜日で3連休初日なので…人が多そう。
…ってか、果たして、来年の今頃、私は福岡にまだいるのかしら。