ずいぶん昔、琉球大学に進学した友人を訪ねて行ったのが初めての沖縄
首里城が色鮮やかに復元される前の城跡に琉球大学はありました
今は移転してしまいましたが 当時はひと昔前の大学キャンパスの雰囲気が良く、何度か校内を散歩しました
那覇のアパートに一週間ほど泊まらせてもらい
南部戦跡をサイクリングしたり ムーンビーチで泳いだり ステーキハウス巡りと沖縄を満喫
帰京の前日に二人で定期観光バスに乗り 万座毛や北部の観光しての帰り道
もうすぐ那覇へ着くという時 バスガイドの比嘉さんが 「安里屋ユンタ」を唄ってくれました
音楽の教科書で知っている曲ではありましたが
現地の人が歌う唄は圧倒的に本物で 二人して聞き入ってしまいました
一週間那覇で暮らしていて初めて触れる沖縄民謡
その心地よさを最終日に味わい 「安里屋ユンタ」は忘れられない曲となりました
さて、竹富島の集落内には 美女 安里屋クマヤの生誕の家が今も残っています
「安里屋ユンタ」は この女性の事を唄ったのが原型とされています
1722年~1799年実在したクマヤは絶世の美女
その美貌に一目惚れした役人が求婚しましたが、
それを撥ね付けたクマヤの気丈な一生を唄にしています
島の北西には お墓もあるのでお参りしてみましょう
観光客も来ないひっそりした海沿いにそのお墓はあり
墓前の赤い花が綺麗でしたが撮影は控えました
今、一般的に知られている「安里屋ユンタ」は 歌いやすいように歌詞が変わっています
まさか自分の事が こんな有名な曲になるとはクマヤさんも想像してなかったでしょうね
でも絶世の美女だったというのは想像出来ます
こんな美しい海 青い空が広がり 自然豊かな所で生まれ育った人だったのですから