東京都心で27℃・・・。
先日の25℃にも驚いたけど
27℃とかになってくると
なんというかもう、ただただ戸惑う。
何が起こっているんでしょうね・・・。
ホントに11月なのか
どうも調子が狂う気温ですが
何度カレンダーを見ても11月は11月、
というわけで、
10月の読書記録参ります!
今回はお楽しみ図書ばっかりです。
うふふ
『ホビットの冒険(上)・(下)』
J. R. R. トールキン 著
瀬田 貞二 訳
いつか読みたいと思っていたトールキン、
とうとう手を出してしまいました。
私は映画を観る習慣がないので
きっとみなさんのほうが
この後の展開を良くご存知なのですよね。
『指輪物語』が始まる前のお話。
ファンタジーというのかな。
この手の物語が
ときどき読みたくなります。
面白いよね。
『守り人シリーズ』で有名な
上橋作品のような
「ありそうでなさそうでありそう」
な不思議さと現実が絶妙に溶け合った世界で
はるか遠い昔には
こういう世界が確かにあったのだろう
とつい思ってしまうような
そういう設定の冒険物語です。
余裕がなくなりそうなときこそ
こういう物語がいいんだよね。
というわけで、
もちろんこの後は・・・沼が待っている(笑)。
『聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く』
戸谷 美津子 著
はぁ・・・ため息。
読んだらもう
行きたくてしょうがなくなってしまった。
先月のパウロ・コエーリョから
はたと思いついて探してみたら
拍子抜けするくらいあっさりと
ルポ?が見つかってしまった。
昔から気になってはいた
星の巡礼路。
でも、どういうわけか
夢のように遠い存在で
昔むかしの
今はもう誰にもかえりみられない
朽ち果て、忘れられた道なのだ、
と勝手に思っていた。
どういうわけか。
なんでだろ。
いつか行ってみたい、歩いてみたい
ただひたすら何も考えずに歩いてみたい。
でも、もう無いんだよね、
現実的じゃないよね。
そんなふうに思っていた。
それなのに!
本当にただの勘違いというか
無知としか言いようがない。
巡礼路は現役もなにも
昨今はむしろ人気らしい。
なるほど。
別にクリスチャンじゃなくても
誰でも歓迎されるらしい。
なるほど。
若い人ばっかりなのかと思ったら
そんなことはなく、
むしろリタイア組が
世界各地から集まっているらしい。
なるほど。
特別健脚じゃなくても
40日~60日程度で歩けるらしい。
なるほど。
費用もそれほどかからなくて
レートや途中の寄り道によるけど
50万円ほどとか。
なるほど。
知れば知るほど
行かない理由が消えていく・・・。
夢の中の道ではなく
現実に存在していて、
今も誰かが歩いている道なんだ。
スペインはもうすぐ15:00。
たぶん、
いつか本当に行ってしまうと思う。
もちろん今じゃなく。
どこかのタイミングで。
読んでいて
何度も泣きそうになってしまった。
特別なことは書いていないけれど。
仕事以外の夢とか目標って
特になかったけれど
いきなり目の前に広がってしまった。
一日20km歩ける脚がいるね。
10,000歩で喜んでいる場合じゃない(笑)。
目標ができましたねぇ。
忙しぶっていた割に
ちょいちょい本を読む時間は
とっていたのだね。
ふふふ。
本は心の旅というけれど
心の旅が本当の旅を連れてくることも
あるらしい。
これだから読書はやめられないよね。
カミヤカオリ