2020年5月【読書記録】4冊 | ひとしずくの純金

ひとしずくの純金

たったひとつのわたしの生き方を見つける旅

 

命綱?の図書館が
全面休館となって以来
1か月以上が経ちました。
 
5月はまるまる1か月お休み。
 
はぁ~。
なかなかに寂しいものですね。。。
 

 


どうしたもんかなぁ、というわけで
手元にある文庫本をさらうことに。
 
読んでみると
記憶とずいぶん違う・・・。
 
けっこう本気で
発見があるから怖い(笑)。
 
では、5月の読書記録参ります!
 

 

 

 

『細雪 中巻』『下巻』
谷崎 潤一郎 著
 
読みたいやつから、
っていうとやっぱりこれ。
 
4月の終わりに上巻を読んで
5月は細雪からスタート。
 
おおよその流れとか
登場人物のキャラクターとか
そういうのは憶えていても
 
細かい ”事件” は忘れていて
けっこう新鮮に読めた。
 


昔読んだときと違って
今は分からない単語や地名
その時代の風習なんかが
すぐに検索できる。
 
これは面白い。
ちょっと理解が深まったような?
 
やっぱり私には鉄板でした。
 

「こいさん、頼むわ」

なんでこんなに印象深いのだろう。

 

また読んでしまうのかも。

 

 

 

 

『乱菊物語』
谷崎 潤一郎 著
 
これは・・・
初めて読んだときの印象と
それほど変化がなかった。
 
前半・・・というか
ほぼ終わりになる頃まで
 
物語の中に
入れるような入れないような
 
入りきれずに中断しそうでしないまま
ずるずると入り込んでしまって
 
残り数ページで
「おぉぉ!これからが本題だ!」
と盛り上がったところで絶筆。
 
ほんとにねぇ。。。
 
執筆中に中断し
再開される予定だったそうですが・・・
 
再び読んでやっぱり残念だ。
続きが読みたい!

 

叶わぬ願いだ。

 

 

 

 

『刺青・秘密』
谷崎 潤一郎 著
 
谷崎の処女作、
でいいのかな。『刺青』。
 
短編集で、表題作の
『刺青』と『秘密』のほかに
 
『少年』
『幇間』
『異端者の悲しみ』
『二人の稚児』
『母を恋うる記』
 
の7編がおさめられています。
 


なんていうか、こう、、、
何を書けばいいのかな。
 
おもしろかった、でもないし
よかった、でもない。
 
オススメです!
ってノリとも違うし・・・。
 
読んでいて気持ちいいか、
っていうと
必ずしもそうとも言えないし。。。
 
悪とは限らないのだけれど
どす黒い闇みたいなもの・・・
 
人のそんなものを
覗き見るような感覚になります。
 

 


というわけで!
図書館は再開しましたが
まだまだ制限つき。
 
思うように閲覧できる日は
くるのでしょうか・・・。
 
引き続き6月も
谷崎再読月間(?)が続きそうです。
 

 


みなさんの読書タイムは
どんな具合かしら?
 
愉しい読書時間が
もてますように。
 
一週間お疲れさまでした。

 

 

 

カミヤカオリ

 

 

 

 

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