「ブックカバー」って英語でなんて言う? | 「未来を切り拓く、本物の英語を。」フリーランス英語講師K-the English Mercenary Lecturerのブログ

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こんにちは、フリーランス英語講師のKです。

 

個人的なことですが、「読書が趣味です」と人に言えるくらいには本を読むのが好きです。

 

常に本をバッグに入れて持ち運び、移動中や待ち時間、就寝前などに読むことが習慣になっています。

 

それで、本には常にブックカバーをつけているのですが、長年愛用していたものがボロボロになってしまっていたので、

 

この度新調しました。

 

しかもちょっとこだわって自分のネームを刻印してもらいました。

 

自分だけのオリジナルブックカバー、とても気持ちが良いですね。

 

ますます読書を楽しめそうです。

 

 

 

さて、「ブックカバー」は英語ではどう言うのでしょう?

 

そのままbook coverだろと思われるかもしれませんが、実はちょっと違うんです。

 

 

日本語の「ブックカバー」は、本の上にかぶせて本を保護したり、何を読んでいるのか周りの人に分からないように隠したり、ちょっとした装飾として楽しんだりするもの、という意味合いが強いですね。

 

でも英語のbook coverは、単なる「表紙」のことです。

 

買ったときから付いている、本のタイトルやあらすじなどが載っている、あの表紙です。

 

 

日本語の「ブックカバー」はその表紙のさらに上にかぶせるものなので、book coverのカバーということになりますね。

(もちろん、表紙を一旦はずしてからブックカバーをかぶせた方が表紙が傷まないので、そのようにしている人は多いでしょう。僕もそうしていますし、ブックカバーによっては、そもそも表紙をはずさないと取り付けられないものも多いです。)

 

 

結局「ブックカバー」はどう言えばいいのかというと、

 

book jacket

 

です。

 

洋服のジャケットやCDのジャケットなどでもお馴染みの単語jacketには、「覆い・包むもの」という意味があります。

 

ですから、book jacketで「本を覆うもの」つまり「ブックカバー」の意味で使うことができるわけです。

 

他には、dust jacketやdust coverという言い方もあります。

 

dustは「埃・塵」のことですから、「防塵カバー」のような意味合いです。

 

book protector「ブックプロテクター」つまり「本を守るもの」のように言っても通じます。

 

さらにイギリスではbook wrapperなどもあるようです。

 

wrapは「包む」で、カタカナの「ラップ」や「ラッピング」などもお馴染みですね。

 

 

 

ちなみに、欧米では「ブックカバー」をつける習慣があまりありません

 

日本人は、僕もそうですが、電車内などで周囲の人に何を読んでいるかを知られたくないという気持ちを抱く人が多いと思います。

 

でも欧米人は概してそのような発想があまりないのでしょう。

 

また本を保護することが目的なら、book cover「表紙」がその役割をすでに果たしていると考えるでしょう。

 

そうした背景から、「ブックカバー」の必要性を感じていないケースが多いのです。

 

 

そういう意味で「ブックカバー」は和製英語です。

 

そして小さなブックカバー一つとっても、国民性や人々の気質みたいなものが見えてくるようです。

 

 

 

一見そのままbook coverで言えてしまいそうな「ブックカバー」ですが、いろいろと興味深いところがありますね。

 

 

どうでもいいですが、自分だけの「マイ・ブックカバー」はやっぱり良いですね。

 

 

今日もお読みいただきありがとうございました。