おはようございます♪


先日、おもいきって、坊主にしたのに、誰にも気づいてもらえず、

ちょっとショックでワクワクさまです♪


今日は、僕にとって、人生が変わる出会いをいただいた

里美さんとみのりちゃんの話をしたいと思います。


長文なので、時間があるときに、ゆっくり読んでください。


まず、里美さんが、みのりちゃんに書いた手紙をご覧ください。

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「次女みのりへの
11年間のありがとう」


出産時、医者の出かけたいが為の無理やりな出産で生まれ

医者は母子ともに危険な状態にもかかわらず、

何の処置もせずでかけてしまいました。


赤ちゃんは肺に羊水などを吸い込んだままで呼吸困難になり

運ばれるまで6時間以上たっており、運ばれる直前にみた、

赤ちゃんは肺と胸のあたりがボコボコとなり、

とても苦しそうで一刻を争う状態でした。


その結果、命はとりとめましたが、長時間の低酸素で脳に

酸素がいかなかった為、脳細胞がじょじょに壊死していき

生後5ヶ月で、一生寝たきりの重度障害児になってしまいました。


最初は、目もクリっとしていたのが、

斜視になり顔も別人のようになってしまいました。


「絶望」ってこういう事をいうんだと心から思いました。


重度障害児になった事を身内に話をしてると、

みのりが本当に悲しい声で泣いたのです。

一番、悔しく辛い想いをしてるのは、

みのりなんだときずかされました。


「諦めてはいけない」


それからは、よいと言われる事はすべてしていきました。


それから1 年たっても首の座る傾向もなく、

その上1歳半頃、食べ物を噛む事が出来ない為、

口からの普通食は食べれないとの告知を受けました。


口から食べ物すらも無理…


あまりのショックに私自身はうつ状態になりました。


でも私には、励ましてくれる家族・友人・障害児の

お母さん方がいました。


そして「必ず成長していく」といってくれたリハビリの先生と

出会いました。


「不可能を可能に出来る」と言ってくださった人生の師匠もいました。


そして再び奮起してリハビリや食べる挑戦をしていきました。


そして「奇跡」を起こしました。奇跡は起きるものではなく

起こすものなんだと実感しました。


2才になった頃、首が座り、斜視までも治っていったのです。


身体全体がくにゃくにゃだったのでおすわりも

無理といわれてましたが、3才まえには、

自ら身体を手で支えて座ろうする姿が見られるようになりました。


食べる練習は食べるという普通の事が、

みのりにとっては危険をともなう為、毎食が戦いでした。


その日々の努力が実り、4才くらいには、

刻み食が食べれるようになり自分で食べる練習もしていきました。


子供は子供どうしの中で育つ面がいっぱいあると思い

保育所に入所させてあげたいと申し込みましたが

重度障害児という事で、選考からはずされました。


納得がいかず、リハビリ所の先生方やお母さん達も

応援してくださり、保育課とも何度も話し合い、市内で初めての

重度障害児の入所受け入れ通知をもらいました。


保育所では、お友達に助けてもらったり先生方も色々と

工夫をしてくださり出来るだけ、お友達と共に遊んだり

行事にも参加しました。


みのり自身もいつも笑顔で保育所生活を楽しんでいました。

諦めずに保育所にいれてあげる事が出来て本当によかったと

感無量でした。


年長組に進級するにあたり、新たな挑戦をしました。


当時まだ、つかまりだちがやっと出来るようになった、

みのりが階段の上り下りに挑戦していきました。


家でも続け小学校に入ってからも毎日、続けました。

現在、小学校6年生になりました。


小学校の間に歩けるようになる事が私の大きな夢でした☆☆☆


ランドセルを背負って歩く姿が夢でした☆☆☆


ちょうど1年前から歩けるようになりました(^^)v


歩きはじめた日、みのりが恐々しながらも

必死に一歩一歩と歩いてくるのです。


あの時の光景は一生忘れる事がない

「我が子の勝利」の姿でした。


この10年が走馬灯のようによみがえり、

その場に泣きくずれてしまいました。


先生方も他のお母さん達も一緒に泣いてくれました。


お友達も拍手をして喜んでくれました。


みのり、生きぬいてくれてありがとう。


お母さんの夢を叶えてくれてありがとう。


厳しいリハビリも大泣きしながらも頑張り続け、

階段の上り下りも素直に頑張り続け、

今では上り下りがひとりで出来るようになりましたね。


普通食が食べれるようになりましたね。


「素直な心」で頑張り続ける事が「不可能を可能」に

出来る事を教えてくれましたね。


「絶望」を「希望」へ変えれるんだという実証を

しめしてくれてありがとう。


最後にお母さんの子供に生まれてきてくれて

本当に本当にありがとう(^o^)


(母)勝田里美

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里美さん、本当にありがとうございます。


里美さんと初めてお会いしたのは、今年の2月。


僕の講演に来ていただいていて、手紙と写真をいただきました。


中身を見て、涙が止まらなかったです。


そこには、みのりちゃんの写真と成長日記が書かれていました。


障害児になる前の写真


泣きながらリハビリしている写真


つかまり立ちができた時の写真


運動会や初めて歩いた時の写真


写真の中のみのりちゃんは、本当に輝いていました。


すぐに、里美さんとみのりちゃんに会いたいと思い、

会いに行きました。


二人のこの10年は、僕の想像を越えていました。


自分が悩んでいたことがふっ飛びました。


短い時間でしたが、里美さんとみのりちゃんと

手を繋いで歩いたこと、一生忘れません。


『みのりがここまで成長できるのだから、

健常児の子どもの可能性はもっと無限大にあると信じています。』


『宿命を使命に
絶望を希望へと
変えることができる』


里美さんとみのりちゃんに出会えたこと、心から感謝しています。


みのりちゃんの写真は、僕の宝物です。


本当にありがとうございます。


皆さん、最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。