明日20日から開幕するラグビー全国大学選手権。
今年の大会は、昨年までと様相が異なり戦国ムードが漂います。
一昨年までの早稲田大・関東学院大2強時代…
昨年の早稲田大1人勝ちの勢力図が大きく変わるかも…
その期待感でワクワクしております。
期待感その①
関東大学ラグビー対抗戦グループを制した帝京大!
ここ数年、明治大の没落に伴う早稲田大独走が顕著だった対抗戦グループ。
年に因っては慶應大が勢いを見せ、面白いシーズンもありましたが
殆んどは早稲田大のブッチギリが既定路線で面白くも何ともなかったんです。
しかし漸く『清宮ラグビーの遺産』を食い尽したか?早稲田大…
対抗戦で2敗を喫したんですね!
結果的に対抗戦を制した帝京大に敗れたのはまだ良いとしても
既に選手権出場を逃していた4敗の明治大にも敗れると云う顛末!
いやぁ~、これは面白い(`∇´)ケケケケッ!!
ここ数年の大学ラグビー人気低迷の一因が早稲田大独走だっただけに、これは吉兆です。
(早稲田大ファンの方には申し訳ありません┏○))ペコ)
やる前から勝ちの見える試合ほど退屈ですからね。
そして早稲田の壁を破ったのが明・慶ではなく帝京大やったのがミソです。
異変(と言うのは失礼か…)を引き起こした『赤い軍団』が選手権に新たな歴史を刻むのか…
戦国大会の中心として大注目です!
もちろん早稲田大の巻き返しと、帝京大と引き分けた慶應大の底力にも注目です!
期待感その②
関東大学ラグビーリーグ戦を連覇した東海大!
昨年初のリーグ戦優勝を果たした東海大…
しかし周囲はリーグ戦グループに君臨している関東学院大の不祥事(部員の大麻草栽培)による
繰り上がり優勝程度にしか見ていませんでした。
確かにその見方も間違いではなかったと思います。
優勝しても認められない悔しさをバネに今期に挑んだ東海大は爆発しました!
文句なしの全勝優勝、見事なリーグ戦連覇を遂げ、その実力を証明したのです。
研ぎ澄まされた力は、もはや選手権のダークホースの域を超え
『青い軍団』は核になるだけのモノを備えていると思っています。
法政大と共に選手権争いの軸となってくれるでしょう!
期待感その③
弱い関西勢の希望、関西学院大と天理大!
林氏、大八木氏そして平尾氏を擁した同志社大の大学選手権3連覇から今年で早25年…
その間、中道氏、新井氏を擁した同志社大…
サイボーグ軍団と威名を取った大阪体育大…
吉田氏を擁した時と大畑選手を擁した時の京都産業大…
4度ほど選手権制覇の機会はありましたが、それを活かす事なく覇権は関東勢の揺るぎなきものへ…
正直、今の関西大学ラグビーは関東勢には勝てないレベルです(涙)
今年も恐らくは歯が立たないことでしょう…
関西人にとって、1月2日の国立競技場に関西勢が居ない選手権準決勝を観るほど
辛く、寂しさを感じる事はありません。
そんな弱い関西勢ですが、ぶ厚い関東の壁に挑む面子が今年大きく変わりました。
90年代から関西3強と云われた同志社大・京都産業大・大阪体育大の中
今年選手権に出場するのは同志社大のみ…
今年の関西大学ラグビーリーグ戦は開幕から波乱の連続になり、勢力図が大きく変わりました。
開幕戦で同志社大を撃破した関西学院大が、途中立命館大に敗れたものの、安定した戦いを見せ優勝。
同志社大と共に、関西学院大を追い優勝争いを展開したのが3位となった天理大でした。
関西学院大は1947年に全国制覇、1948~51年まで関西4連覇するなどした関西の古豪です。
しかし時代と共に古豪の力は風化して行き、90年代にはCリーグ降格というどん底を味わうほど低迷します。
2002年にAリーグに復帰を果たし、今年、1957年の最後の関西制覇以来51年ぶりの優勝を達成したのです。
関西学院大と云えばアメリカンフットボールが代名詞のようになっていますが
ラグビー部も強化指定部に格上げされ、急激に力をつけて来ています。
関西学院大は早稲田大、関東学院大や同志社大の様にタレントが揃っている訳ではありません。
ハッキリ言って個の技量では劣っています。
そこで関西学院大は個の技量差を戦術の特化で補っていきます。
今のラグビーはバックスラインを幅広く敷き、2次、3次と攻撃を継続するのがトレンドですが
関西学院大はそれに反します。
極力長いパスを投げずに済む様にバックスラインの間隔を狭め短いパスを多用し
継続してミスを多発するより、サインプレー一発でトライを獲りにいくラグビーを行います。
「下手糞だから難しい事はしない」と戦術を絞り込んだ結果が今期の躍進に繋がりました。
下手糞が上手を倒す醍醐味を見せて、関東の壁を崩して欲しい…
国立競技場を『闘魂』(※関西学院大のジャージは橙と紺)が駆け回る姿が…
などと淡い期待を持っています。
そして天理大。
関西ラグビー界のブランド『天理』。
しかし天理大は80年代前半を最後に、長い低迷期に突入します。
漸く復活の兆しが見えたのが2005年から…
昨年は関西リーグ戦で同志社大を打ち破り、今年は優勝争いに加わるまでになりました。
出足の鋭い防御が身上の天理大ラグビー。
『黒の壁』が関東勢の足を止める事が出来れば、波乱も…
これも淡い期待ですけどね(笑)
何れにせよ、久々に楽しめる大学選手権になりそうです。
喜のニュースに変わって憂の話題…
社会人アメリカンフットボールのオンワード・オークスが解散を発表しました。
今期は東日本リーグを全勝で制しましたが、プレーオフで鹿島に敗れ
連続日本一こそなりませんでしたが日本アメフト界きっての強豪クラブでした。
今期はスポンサーのスカイラークが撤退し、オンワードホールディングス単独出資でした。
そこに襲った世界同時不況…
厳しい経済状況を理由にしての解散でした。
企業が日本のスポーツ界を支えているのは周知の事です。
モータースポーツにおいてはホンダのF1撤退を引金として
スズキ、スバルのWRC撤退が立て続けに発表されました。
今回のオンワードの解散が引金にアメフト界やラグビー界への波及があると考えざるを得ません。
サッカー界でもクラブ存続の為に高額年俸のプロ選手をカットしている話を聞いています。
『オンワード撤退』の報が各界に決断をし易い状況を作り出した事は間違いないでしょうね…
三洋電機はラグビーをどうするのか、心配は尽きません…
