今年は例年になく、荷が重い受験生をたくさん抱えている。
先生を殴って少年刑務所に入れられ、戻ってきた少年。
新しい父親になじめず、家庭の暴力に耐えて育つ少女。
今頃になって不安だからと入塾する生徒。
彼氏が住む近くの学校を選び、受験するも不合格になる生徒。
母親が20も年の違う年下の男の人と再婚をしたにもかかわらず、夏期講習の月謝から払わない生徒。
母親から「お前の存在がうざい」とののしられ、泣いてくる生徒。
悲しすぎる。・・・・・・
いったい今年は何なんだろう・・・・・
例年、確かに問題を抱える生徒が何人かはいる。
しかし今年のように、映画で起きるようなの話が、
こんなにもたくさん現実に起こっている年は珍しい。
今年で27回目の受験指導。
受験より家庭の問題のほうが多い。
そんな親は親で、子供の文句を言ってくる。
「この場に及んで勉強をしない」
「何をしたらいいか分からないといっている」
「塾に入っているのに成績が上がらない」等・・・・
子供は、たった14歳、か15歳
親が我慢しなければならない時期だ。
今日、ある生徒の親を怒鳴りつけた。
「子供の心をかき乱して、合格させたくないのですか?」
「あと1ヶ月、黙って励まして欲しい」と・・・
子供の心に寄り添っても
子供の心の奥に手を差し伸べても
親の存在が大きな壁になることが多々ある。
あと1ヶ月。。。
私は、子供が全力を出せるように、力の限り頑張り続ける。