近所の高齢者施設で毎月2回ビデオ映画会がある
施設長があれこれ考えて選ぶのであろう
今月から「寅さんシリーズ」を始めるらしい
原作: 山田洋二 渥美清、倍賞千恵子、光本幸子出演
柴又帝釈天を舞台に繰り広げられる
我々年代には懐かしい、昭和の舞台、人情物である
20代につき合っていた関西に住んでいる友人が
映画「男はつらいよ」を全編見ていて
大変な「寅さん」フアンで、晩年
柴又帝釈天を参拝に行こうと誘われて
東京に長らく住みながら初めて柴又に行った
東京と言えど、23区以外にも26市、5町、8村もある
広い大都市である
東京の中央と西側、東側は親戚が居ない限り
かなり雰囲気が昔から違っているので知らないのである
いわゆる山の手と下町の違いというものがある
昨今はどこにでも高層ビルがどんどん建って
我々世代が懐かしい雰囲気の地域が狭まっている
都内に住んでいる友人夫婦の話であるが
旅行好きで若い時代には全国を旅している
晩年は、都営のバスは無料パスがあって
それを利用して、都内中を夫婦でバス旅行していると言う
年を取るというメリットは長い歴史を知っていることで
新しい事を追っかける楽しみもあり
古い事を味わい直す楽しみもある
老化でうつうつしている毎日では無く
何か楽しい事は無いかと探し回ると
何か一つは見つかるものである