八十歳の壁を越えて、他人の人生から | pikoのブログ :読書は楽しい, アートに生きよう!

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本を読んで心を鍛える。元気にする言葉を発見する。
自作俳句やパステルアートを公開

以前住んでいた集合住宅の階下に住んでいた

人にばったり会って、久しぶりに話をした

 

「母が先月亡くなった」と話された

施設で93歳で亡くなったという

 

近くに駅が出来るという謳い文句で建った

大きな新築集合住宅に46年前に転居して来た

 

私は7階に入居し、真下の6階の家族だった

 

夫婦と二人の娘の家族で

母親はブティックに勤めていて

とてもお洒落の人だった

 

夫婦仲がとても良くて

朝、夫が勤めに出ると6階のベランダから

大きな声で「いってらっしゃい!」と叫んでいた

 

その夫は酒飲みで毎夜

駅の近くで飲んで帰り、そのせいか?

先に亡くなった

 

その後、その家には禁じられている

犬を飼い、犬が死ぬと、猫を飼って可愛がっていた

 

他人の人生だが

私が引っ越すまでの41年間の見聞きした

一部の人生を垣間見た

 

その後も近くに引っ越したので

度々長女に会うので話す機会があり

家族の様子を聞くことになった

 

人には自分の事を話したい人がいたり

余り自分の事を話したがらない人が居る

 

話したい人と親しくなると

その人の人生に深く関わってしまう

 

その人の一部の人生で悲喜こもごもを感じてしまう

 

それは私に取って迷惑になっている訳でもない

 

楽しんでいる部分もある

 

私には係累が少ないので

身近な親しみを持って聞くことが出来るから

話し易いのかもしれない

 

同じ日に、30年以上付き合いの友人からも

電話を頂いた

 

市報に載っていた水彩画教室に参加してからの

付き合いで、4歳年上だがお互いに気性が合う

 

私にとっては今まで会ったことの無い

素晴らしい気配りのある優しい人で

尊敬している

 

時々電話をして下さり、元気でいるかを

確認してくれる、優しい心遣いがある

 

その心遣いは身近にいる全ての人に

向けることの出来る包容力のある人なのである

 

今日は身近の人から

自分の人生の歴史をしみじみ味わった日でもある

 

 

私は余り自分の事は人に話さない