八十歳の壁を越えて、映画「はい、泳げません」鑑賞 | pikoのブログ :読書は楽しい, アートに生きよう!

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本を読んで心を鍛える。元気にする言葉を発見する。
自作俳句やパステルアートを公開

何時も参加している、

高齢者施設の映画会に行った

 

「はい、泳げません」 渡辺謙作監督

長谷川博巳、綾瀬はるか主演

 

水に恐怖を持つ、大学講師が

泳げるようになりたくて

スイミングスクールに通う

 

コメディタッチで描かれているが

過去の出来事によるトラウマが

その人に大きな影響を及ぼしているという

哲学的な、スピリチュアルなテーマを

扱っている映画であった

 

大学講師はもともと泳げなくて

川で息子が溺れた時に水に飛び込んだが

救えなかった悲しみを封じ込めていた

 

それが水に入ることの出来ない恐怖となっている

 

水は全てを記憶すると言う

 

少しづつ泳げるようになっていく段階で

水の中で封じ込めていた悲しみを解き放ち

正常な精神を取り戻す

 

水泳コーチの綾瀬はるかも

過去に交通事故に会い大怪我をして

自動車の通る道を歩けなくなる

トラウマを持っている

 

彼女はプールの中では

水を得た魚のように生き生きと

すべての生徒を泳げるように出来る

自信を持っているが

水から出た外での彼女は

別人のように水を失った魚のように

なってしまうのがコメディタッチである

 

映画の見方は人それぞれで

各自が今持っている心境にも影響されるとと思う

 

原作者や監督にはテーマがあるが

観客は監督の思惑通りに

解釈しているかどうかは分からない

 

映画はそれぞれの人生に大きく影響を与える事は確かである