「集団塾が合わないかも」と感じたら
転塾を考える前に親が確認すべき5つのこと
今日も私のブログにお越しいただきありがとうございます。
感謝申し上げます。
「なんとなく、合っていない気がする」——その感覚、間違っていません
いつも、どうしたら解決するかというようなテーマが多いので、どうしても話しづらい内容が多いのですが、今日は、その中でも少し話しづらいテーマかもしれません。
「今の塾、うちの子に合っていないかも」
「でも、ここまで続けてきたし……」
「今さら変えるのも、子どもに申し訳ない」
そんなふうに、「口に出せないまま抱えている違和感」を、お持ちのお母さん、お父さんへ向けてのお話になります。
まず、最初にお伝えしたいことがあります。
その違和感、気のせいではありません。
親として、毎日お子さんを見てきた方だからこそ気づける、「とても大事なサイン」です。
私はこれまで、たくさんのご家庭の相談を受けてきましたが、「あのとき、違和感を持ったのに動けなかった」と後悔される方を、何度も見てきました。
逆に、早めに違和感を言葉にして、冷静に判断された方は、その後の受験も、親子関係も、穏やかに進んでいらっしゃることが多いです。
だから今日は、違和感を「判断できる形」に変えていく作業を、一緒にやってみたいと思います。
焦らなくて大丈夫です。
ゆっくり読み進めてください。
違和感を感じる親御さんに、共通する5つのパターン
ご相談をいただく中で、「合っていないかも」と感じている方には、だいたい共通するパターンがあります。ご自身のご家庭と照らし合わせながら読んでみてください。
① 宿題をこなすだけで、精一杯になっている
気づけば毎日、「宿題終わった?」が口癖になっていませんか。
子どもも、机に向かってはいるけれど、何を考えながら解いているのかわからない。こなすことが目的になっていて、「わかった」「できるようになった」という実感がない。
これは、よくあるサインです。
② 質問ができない。先生と話す機会がない
わからない問題があっても、子どもが「塾で聞けない」と言う。
授業のあとに、先生と雑談する時間すらない。保護者面談も、年に数回しかなく、型通りの話で終わる。
「質問できない環境で、成績だけを上げるのは、とても難しい」です。
③ 成績が上下しても、原因を説明してもらえない
模試の結果が返ってきても、塾からは「頑張りましょう」しか言われない。
上がった理由も、下がった理由も、「データではなく気合の話で片づけられている」気がする。
これでは、次にどう動けばいいのか、家庭では判断できません。
④ 授業が「受け身」になっている
子どもに「今日、塾どうだった?」と聞いても、「ふつう」しか返ってこない。
何を習ったか、何が面白かったか、話してくれない。
授業が一方通行で、「子どもの頭が動いている時間が少ない」可能性があります。
⑤ 子ども本人が「行きたくない」と口にする
これは、いちばん重い子どもからのサインです。
最初は冗談っぽく、だんだん本気で言うようになっていきます。
塾に行く前におなかが痛くなる。
日曜日の夜が憂うつ。
子どもの体と言葉は、親よりも先に「違和感」を教えてくれています。
でも、「違和感=転塾」ではありません
ここが、今日いちばんお伝えしたいところです。
5つのうち、いくつか当てはまったとしても、すぐに「塾を変えよう」と決めなくて大丈夫です。
転塾は、メリットもありますが、リスクもあります。
環境が変わることで子どもがさらに疲れてしまうこと、カリキュラムの違いで一時的に成績が落ちること、友達関係がリセットされること。
だから、違和感を感じたときにまず必要なのは、「変えること」ではなく、
「合っていないのは、何なのか」を切り分けることです。
合っていないのは、
- 塾そのものなのか
- 勉強のやり方なのか
- 子どもの今の状態(疲れ・メンタル)なのか
これを切り分けずに塾だけ変えても、同じことが繰り返される可能性があります。
少し時間をかけてでも、ここを丁寧に見てあげて欲しいと思います。
判断のための、3つの確認ポイント
切り分けのために、次の3つを確認してみてください。
確認ポイント1:塾の指導方針は、ご家庭の方針と合っていますか?
たとえば、「とにかく量をこなす」塾なのか、「考える力を育てる」塾なのか。
「競争で伸ばす」塾なのか、「個別に寄り添う」塾なのか。
どちらが正しい、ではありません。
大切なのは、ご家庭で大事にしたいことと、塾の方針がずれていないかです。
ずれていると、家庭で言っていることと塾で言われることが違って、子どもがいちばん混乱します。
確認ポイント2:先生と子どもの相性は、どうですか?
成績が伸びる子の多くは、「この先生、好き」と言える先生が一人はいます。
逆に、「どの先生も、なんとなく怖い/遠い」という状態だと、質問もできず、授業も受け身になります。
子どもに、さりげなく聞いてみてください。
「塾で、いちばん話しやすい先生って誰?」と。
答えに詰まるようなら、環境を見直すサインかもしれません。
確認ポイント3:授業外(家庭学習)のサポート設計は、ありますか?
実は、塾の差がいちばん出るのは、授業時間ではなく、授業外です。
家庭学習の進め方を指示してくれるか。
わからないところを、いつでも聞ける仕組みがあるか。
授業外の設計がない塾は、「宿題の量で勝負している」ことが多いです。
量でこなせる子はいいのですが、そうでない子には、負担だけが残ります。
宿題の量ではなく、家での過ごし方を示してくれるかどうかです。
判断する前に、「他の選択肢」を知っておく
ここまで確認してみて、「やっぱり、今の塾に課題がありそうだ」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そういうとき、いきなり転塾先を決めたり、問い合わせたりする必要はありません。
まずやっていただきたいのは、
「他の塾が、どんな考え方で運営されているかを、落ち着いて眺めてみる」
ということです。
比較対象があると、今の塾の良いところも、足りないところも、はっきり見えてきます。
比較対象がないまま悩んでいると、どうしても感情的になってしまって、冷静な判断が難しくなります。
「公式3媒体の見方ガイド」で、他塾の実態を静かに確認する
私は、難関中学受験対策専門塾 クリエートベースを、第三者的な視点で紹介させていただくことがあります。
ただ、いきなり問い合わせたり、体験に行ったりするのは、ご家族にとっても、お子さんにとっても、負担が大きいとお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、私がご用意しているのが、
「公式サイト・Instagram・YouTube の見方ガイド」
です。
塾というのは、公式サイトの言葉だけでは、本当の姿が見えません。
でも、毎日の発信(SNSや動画)を、ある視点から見ると、その塾の「指導方針」「日々の雰囲気」「先生の考え方」が、かなりはっきりと見えてきます。
この見方ガイドを読みながら、クリエートベースの3媒体を眺めてみてください。
そして、「同じ視点で、今通っている塾の発信も見てみてください。」
そうすると、両方の塾の「違い」が、感情ではなく、事実として見えてくるはずです。
これが、転塾を判断するうえでの、いちばん冷静な材料になります。
最後に——我慢でも、勢いでもなく
違和感を抱えたまま続けるのも、つらいです。
でも、勢いで転塾を決めて、あとから後悔するのも、もっとつらいです。
大事なのは、「我慢」でも「勢い」でもなく、「納得」です。
納得して選んだ道なら、うまくいかない時期があっても、親子で乗り越えていけます。
もし、まだ「そもそも、うちが塾に何を求めているのか、整理できていない」と感じる方は、先に公開している「中学受験・塾選びチェックリスト」のほうを、先に読んでいただくと、判断の軸が作りやすくなります。
難関中学受験対策専門塾クリエートベースのサイトで無料学習診断を行っていただくのも、塾にどのようなことを求めているかにお気づきいただくことに、とても参考になると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
どうぞ今日も良い1日でありますようにお祈りしております。
ー中学受験と不登校(1014)ー


