親の不安が子どもに伝わると、家庭で何が起きるのか
今日も私のブログにお越しいただき、ありがとうございます。
感謝申し上げます。
中学受験のご相談を受けていると、お母さんからこんな言葉をよく聞きます。
「私、平気な顔をしているつもりなんです。子どもの前では、笑っているつもりなんです。それなのに、なぜか子どもがピリピリして、口を利いてくれません」
もちろん、お母さんは一生懸命隠していらっしゃいます。
少しでも良い環境の学校に行かせてあげたい、その想いは、深い愛情そのものです。
ただ、子どもというのは、お母さんの表情のほんの一瞬の変化、声のトーンの硬さ、模試のプリントを見るときの肩の動き、ため息、そういうものを全部感じ取っています。
ということは、お母さんが「不安」を抱えたまま子どもと向き合うと、その不安は、言葉ではなく「空気」として家の中に流れ込んでしまう、ということなのです。
そうすると、家庭の中で何が起きるのでしょうか。
まず、子どもが本音を言わなくなります。「模試どうだった?」と聞いても、「ふつう」。
「塾でなんかあった?」と聞いても、「べつに」。
次に、小さな嘘が始まります。宿題を「やった」と言ってやっていなかったり、テストの点数を少しごまかしたりします。
これは、子どもが悪い子だからではありません。
「お母さんをこれ以上、不安にさせたくない」という、子どもなりの優しさからくる行動なのです。
そして、お母さんはその嘘に気づき、また不安になり、強く問い詰める。子どもはさらに口を閉ざす。
こうして、家庭が「お互いを見られなくなる場所」になっていってしまうのです。
ここで大切なのは、不安を消そうとしないことです。
不安は、お子さんを大切に思っているからこそ湧いてくるものなのです。
ある意味では仕方がないことなのです。
ただ、その不安を「子どもに解決させようとしない」ことです。
「成績が上がれば私の不安は消える」と思った瞬間、お母さんの不安の責任が、お子さんの肩にのしかかってしまいます。
41年、子ども達と関わってきて、のべ8,000人以上のご家庭を見てきて、はっきり言えることがあります。
それは、子どもは、お母さんの不安を背負える存在ではない、ということです。
「やる気がない」「ダラダラしている」——そう見える行動の向こう側には、必ず想いがあります。
その子どもの言葉や行動の向こう側の想いを聞くためには、まず、お母さん自身の不安を、お母さん以外の誰かが受け止める必要があるのです。
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