社労士三田会研修会&懇親会 | 労働者派遣事業許可申請サポート@社会保険労務士

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昨日は、樋口 美雄先生を講師としてお招きし、三田の校舎にて、毎年恒例の社労士三田会研修会が開催されました。

 

学生時代、樋口先生には「理論経済学」を教わった記憶がありますが、あれから20数年たった今、こういった形で講義を受講できたことにとても感慨深いものを感じました。

 
今回のテーマは「働き方改革の最前線 ~人と企業の関係はどう変わっていくの!?~」でした。
 
働き方改革として、
1.長時間労働の是正、36協定の改革と適正化
2.限定正社員の拡大
  職務・転勤・労働時間の限定
3.在宅勤務・テレワークの普及
4.能力開発支援
5.兼業・副業禁止の見直し
6.育児・介護休職と復職の拡大
7.同一労働同一賃金
 
を挙げられ、
 
国が、企業が、労働者の働きやすい環境に対して、どう取り組むかその必要性について
説かれていました。
国が長時間労働を抑制する中で、「企業間において競争の土俵を同じくする」といった企業サイドに視点をあてた考え方においては個人的にとても興味深かったです。
 
2の限定正社員について私自身のことについて少し触れさせていただくと、
当時専業主婦だった私は、出産後社労士の試験に合格したのですが、子供が1歳になった頃、資格を活かして社会保険労務士事務所で実務経験を積みたいと思うようになり、就職活動を始めました。
子供が小さかったため、終了時間が18時ではなく17時、かつ残業は一切なし。という条件は外せませんでした。
融通して働くことのできない私を好んで雇ってくれる企業はおそらくほとんどない中、
運よく、新橋のある社労士事務所で採用してもらうことができました。
正社員雇用でしたが、私の場合、残業をしなくてもいい正社員ということで、言葉こそ明確になっていませんでしたが限定正社員という位置付けだったと思います。
処遇もそれに合わせたものでしたが、実務経験を積み今こうやって独立できたのも限定正社員として働けたからだと感謝しています。
 
長々と書き連ねてしまいましたが、
労働の現場に携わる我々社労士においても、企業にさまざまな働き方改革を提案し、その中で企業と労働者との間でいかに調整しながら生産性を上げていくことに貢献できるのか、大きな使命を負っているのだと改めて感じさせられました。

 

【研修会の様子】

 

【懇親会の様子 つるの屋さんにて】