先日ご紹介した新しい漁探の

ローランス、ストラクチャー スキャン

ですが、この器械から出力する

データを演算し、深さとGPSから得られる

データを統合しマッピングするソフトが

別売りされています。


このデータがだんだん蓄積されてきたので

水底をビジュアルで描画できるようになって

きました。


一つ目は通称青ぶちの南の、北大水産学部

の臨湖水産試験場前の入り江沖にある

「ぼこ」 です。  ここは岸から中島に向かって

順調に深度が70メートルまで増していきますが、

一部そこから50メートルまで一気に浅くなります。

ピークは小さく、そこからまた170メートル以上

落ち込んでいきます。


以前はとても不思議で、何があるんだろうか??

と思っていましたが、今回その姿が明らかになり

ました。


洞爺湖はカルデラ(噴火によってできた陥没地形)

ですが、実は外側の現在見える外輪山に囲まれた

洞爺湖の水中に、一回り小さいもうひとつの

クレータを有する2重カルデラではないかと思われます。


青から水色の部分は174から100メートルくらい

の深さですが、ここががくんと落ち込む結構な傾斜

になっています。そのふちに位置する「ぼこ」(黄色の場所)は

かつての溶岩ドームかもしれません。山頂は

50から52メートルくらいの深さで、

知り合いのテクニカルダイバーなら、楽にサンプルを取って

これます。地質の専門家の宇井先生に鑑定して

いただくと、なにかわかると思います。

楽しみですね。


距離があるのでなだらかに見えますが、

スキー場の30度が急斜面であるように結構な

傾斜があります。


北海道洞爺湖温泉    湖畔の宿 洞爺 かわなみ

視点を変えると「ぼこ」の高さが

イメージできますね。



北海道洞爺湖温泉    湖畔の宿 洞爺 かわなみ

南北に小さなぼこが

連続して続いています。



北海道洞爺湖温泉    湖畔の宿 洞爺 かわなみ

余談ですが、データを取るために同じ場所を

行ったり、来たり、特に岸沿いの浅い部分の

データは今までないので、岸にかなり寄ります

が、そのふきんの人はかなり怪しんで見ています。