昨日は火山マイスターの要養成講座
座学編があり、伊達市へ行ってきました。
有珠山研究で有名な岡田北大名誉教授と、
植物の専門家で、壮瞥町にお家を建てられ、
自然科学や地域防災などに幅広く活躍されて
おられる加賀谷さん等が演壇に立たれ、
とても興味深いお話を聴く事ができました。
特に岡田先生の、「今回の災害において、
ずいぶん「想定外」という言葉を専門家も
使っているが、地震、津波の過去データ
の分析においては、今回も決して想定外の現象は
なかった」 「地震多発国家である日本に
住む我々は、十分な防災教育をなすべき
である」というご意見には深く納得しましたし、
先生の日常の活動が、地震や津波といった
自然現象から「命」を守るという目的に収斂
していることに気がつきました。
そのような観点から、防災においては子供達
への防災啓蒙教育プログラムがとても重要で、
今回の震災においても、一人も犠牲を出さずに
済んだ小、中学校や、日常的に避難ルートを
話し合っていた保母さんたちによって救われた
保育所の例は興味深かったです。
インドネシアのスマトラの津波の際も、親は
わからなかったのに、大きく潮がひいたのを見て、
「これは習った津波の予兆だ!」ときがついて、多くの
命を救った女の子の例も紹介されていました。
明日の土曜日は、実際に有珠山に登り、実地的見地から
の実習だそうです。
私は火山マイスター志望ではありませんので、割愛ですが、
あっという間の3時間の座学でした。
飛び入りで得した気分です。
ジオパークって面白い!!

