東電の原発があらゆる分野に影響を

与えています。事故以来観光も深刻

な影響を受けています。


インバウンド(海外からの訪日観光客)

はほとんどキャンセルとなり、インバウンド

に重心を置いていた宿は大打撃を受けて

います。特に高価格帯を中国の富裕層

で埋めていた宿は深刻のようで、当分閉鎖

を発表したところもあります。


中国の好景気は昨年がピークという説も

あり、不動産バブルの調整は遅かれ

速かれ、避けることはできません。

日本を含めたアジア域内で様々な国の人々が

当たり前に行き来する時代が必ず来ることを

願いますが、 そこまでの産みの苦しみの時代なのでしょうか。


国内は首都圏の夏に向けての節電が

話題になっていますが、日本の人口が

減少に転じた昨今も電力需要が伸び続けている

ということには、私達は考えなければならない

ことがあるとおもいます。


より快適に、より便利にと驀進してきた20世紀

の文明が、地球をむさぼってっきた結果に対し、

私達は深い洞察と反省が必要なのではないでしょうか。


CO2の排出が地球温暖化に直結することが当たり前

になり、CO2を出さないライフスタイルやシステムを

模索した結果が原発の積極推進であったと思います。


ただ、その前提は 「より快適に、より便利に」の実現

でした。 かわなみは冬季廊下の温度を15、6度にして

います。 シャワーもよその宿では、気が狂っていると

感じるほど水圧をあげ、それに伴って大量の温水が

使われます。 温水はエネルギー(油や電気)を

つかって作られます。 口コミに水圧が低いとか、

廊下が寒いなど 書かれることがありますが、

私は気にしません。 過度の快適さ、便利さは

やはり  「必要悪」  であると思うからです。

快適さに慣れた、私達はやはり  「贅沢すぎる」 と

思います。  エネルギー消費の果てしない

増加は エゴ  の表れそのものではないでしょうか。

東電の原発事故は私達一人ひとりのエゴが生み出した

結果であるように思えます。 だから  


連帯責任です。


質素な, かつ我慢しないで省エネするライフスタイル

を智恵として出し合う場をつくりたいですね。


エアコンの温度設定を少しずらす、サマータイム

の導入など、検討されていると聞きますが、

例えば、身体を洗う時、身体を洗い、そのあと

頭を洗えば、シャンプーを洗い流す時に身体の石鹸

も落ちてしまいます。逆だと、身体の石鹸を落とす

温水が無駄になります。個人ではたいしたこと無くても、

日本中でこれを実行すれば、すごいことになりませんか?


ヨーロッパでは、たそがれ時にすぐに灯りはつけないそうです。

でもそのほうが、時間を楽しめるのではないでしょうか。

我が家は、いつも最低限の照明量で過ごしています。

そのほうが、ゆったりした感じがします。天窓から月明かり

が入る時はそれだけでいいのではないでしょうか。


もっともっと電気やエネルギーを使わないかつおしゃれなライフスタイルを

考え、共有したいですね。