今日のニュースでは、被災地の新卒

学生達の就職がまったく不透明に

なっているということです。

沿岸の水産関係は会社全てが流されて

しまっています。

雇用をなんとか守りたいとハローワーク

に相談に行った社長さんが、そろえなければ

ならない書類に絶句していました。

こういうとき必要な複数年の売り上げデータ

等が「無い」ためです。とにかく、お一人の

あるいは個別の深刻さが本当に深いです。

には、とてもコメントできません。


原発はプルトニウムが検出されています。

容器が破損し、内部から放射性物質が

漏洩しているのは、間違いありません。

今後の推移には世界が注目しています。

フランスの専門家が来るそうですが、

情報公開という観点から、

いまいち日本人同士を信用出来ない 今

としては、ありがたいことですね。

彼らの意見を海外メディアの報道を通じて

聞くことができれば、福島第一原発で

何がおきているのかが、国内発表を

補完してわかるように思うからです。

朝のF2(フランス、ドゥー)が楽しみです。


ただ、本当に終息宣言が出るまでには数年、

数十年というスパンが必要ではないでしょうか。



放射能被爆の本当の実態を当時の

チェルノブイリ事故後、聞き取り取材

でつづった本があります。

スベトラーナ アレクシェービッチ著


チェルノブイリの祈り  みらいの物語 (松本妙子訳)



です。今の事故と直接関連付けするわけでは

ありませんが、放射能被爆の実態と体験を

体験者が淡々と語られた、だからこそ

静かな迫力を感じる本です。

普段あまり売れる本ではないのでしょう、

アマゾンは中古を除いて在庫なしです、

興味のある方は図書館にあるのでは

ないでしょうか。

スベトラーナさんは、旧ソ連の体制側が

見せたくない部分を正直に取材してきた方です。

彼女の本は3冊が邦訳されていますが、一つはもう

絶版になってしまっています。

私が読んだもう一冊、「ボタン穴から見た戦争」 もとても

重い内容ですが、それを淡々と「乾いた感じ」

でつづっています。ヨーロッパでいくつも

賞を取っているそうです。



ずっと本棚にありましたが、「プルトニウム検出って

どういうこと?」と聞いてきた母が沖縄へ行く

というので、「向こうで読んだら」と持たせました。



いよいよ4月ですね、今年はどんな年度に

なるのでしょう