巨大地震被害の惨状をテレビが伝え

続けています。 次々と画面から伝わる情報

に単にシアターのような感覚になってしまいがち

ですが、これがわずか数100Km離れた場所に起きている

こと、という認識を心深く受け止めながら

映像を見なければと言い聞かせています。

あの濁流のなかに、沢山の人たちが飲み込まれて

いるということです。

あまりに広い範囲で、どこから、ということもあるでしょうが

とにかく迅速な捜索、救助が願われます。



被災地域の皆さんが失った余りに多くの命と、財産や生活インフラ

を何年、何十年かかるかわかりませんが、合理的な計画のもと

復興、再生へ向かわなければなりません。合理的計画とは、

津波リスクのない場所(高台)や仕組み(高床式都市開発)

や集合住宅群、より快適で低コストで早く量産可能な

あらたな住宅構造のアイデアなどでしょう。

住宅メーカーはそのようなアイデアをすでに持っている

のではないでしょうか。

さらに、原発周囲の無人化などの区画整理も

必須ではないでしょうか。

また、合理的であっても人情に欠けては

いけません。


避難所の集団生活も有珠山噴火の体験から言えば、

夜も煌々と照明がついている状態では全く休まりません。

ダンボールでもいいので区画と他者からの目隠しが

必要です。古着をいくら送っていただいても、あまり

手を出す人は、日本では多くありません。

今回は何より、行方不明の方が多く、その安否が

何よりご心配だと思います。




日本はどこもこのようなリスクの上にある繁栄であることから

逃れられません、今後のモデルケースとしての復興プラン

の策定が必要です。その原資は世界余裕のある企業と

世界の政府機関に、通常の金利よりぐっと金利の低い

復興特別国債を引き受けていただくようなことも必要では

ないでしょうか。

また国内の民間企業はこの国債に関して税制上の優遇

などあってもいいのではないでしょうか。


またこの借金は政府の一般債務から切り離すことも

必要でしょう。今の日本はどこからか借金しなければ

復興財源が捻出出来ないと思います。 

復興が進むまでODAのあり方も要検討事項でしょう。


復興プランに基づいて、権限を持って各省庁の上に立つ、

復興庁などの創設も必要ではないでしょうか。

巨額のお金が動きますから、その監視も大切です。

とにかく被害の規模が甚大、巨額です。


また、マスコミには報道と話題つくりの境界をそれぞれがモラル

をもって考えながら取材に当たって欲しいです。



構造不況の建設分野の不況対策としての側面も

あるかも知れません。


また損害保険業界のもともとのロイズなどは

ちゃんと全額支払ってくれるのでしょうか。

全てはこれからですね


今、朝6時ですが、この災害が激甚災害に指定されたそうです。

公共建築物のや農地の復興に国がお金を支出するそうです。


有珠山のときは、当時の扇千影大臣に激甚災害の

指定をお願いしましたが、だめでした。 あの時とレベルが

違います。


大学生の息子も今日、大阪で所属サークルで

いくつかの大学が集まり、募金活動をしたいと言ってます。

とにかく、個人も企業も、出来ることは何?と考え

出来ることを小さくても実行していきたいですね。

各国が人的、物的、材的援助を表明しています。

ロシアは募金口座を開設し国民に呼びかけたそうです。



私は、この事態が自分に起きていたら! と想像することから

始めたいと思います、あの濁流が塩辛い!ぬれた体が今の時期

どれほど寒い!ということすら頭ではわかりますが、

自分の想像力の限界を感じます。



何より現地はまだ揺れている!ということですね。



衛星写真NOAAからの画像だそうです。

津波の高さが色分けされています

黒は一番高く、紫、赤の順だそうです。

詳しくは 

http://photo.sankei.jp.msn.com/highlight/data/2011/03/12/earthquake-globe/

へどうぞ


北海道洞爺湖温泉    湖畔の宿 洞爺 かわなみ