中国や香港はお正月休みですね
きっと大勢、日本の冬の観光を
楽しんでいただいていると思います。
かわなみにも4、5本この期間に
大陸からの団体さんが入ります。
レギュラーのホテルでは
収容しきれないのでしょうか。
ところで、中国の団体旅行は
添乗員さんというかガイドさんが
絶大なパワーを持っています。
彼らは旅行代理店から独立しており
現地で団体のバスをどこに立ち寄ら
せるかの決定権をもっています。
どこによるかというと、バック が多く
入るところのようです(当然ですよね)。
食事に入ってお客さんが1人2000円
払うと500円から1000円くらいバック
が入るというのが相場だそうです。
そのほかにこの馬油いいですよ~
なんてご案内すると皆さんがわーっと
買って、当然そこからも。
収入の多い人は年間3000万くらい
あるそうです。
流暢な日本語と観光事情に精通する
辣腕ビジネスマンという感じですね。
彼らを悪くいうつもりは全くありません。
中国から多くの観光客を北海道に連れてくる
大事な要素です。
今回、先方の予約と話していて、フリールーム
はどこですか?と聞かれたそうです。
それは何ですかと聞き返すと、10室に1室
ただで先方に提供する部屋のことで、まあ
リベートというか手数料のようなものなのでしょう。
1ルーム2人入って18000円いただくとすれば10部屋で
18万、それに対してフリールームは先方の利益に
なるわけです。10%の更なるリベートです。
うちは基本的に送客手数料のかかる団体さんは通常
お取りしていないので、フリールームは無いんですよ
と返答させていただきました。また送客手数料は通常
13から15%ですが、かわなみの場合最高でも10%です。
10%でよければ取ってあげますよという感じです。
これは国内の代理店さんも同じです。
旅行代理店関係はこれから取り組まなければならない
分野ですね。ただかわなみの場合、部屋数を減らすこと
を考えていますので、やっぱり団体さんは将来もあまり
ないかなとも感じます。
かわなみへ泊まる外国人はすでにツアーを離れて、
ご自分で旅を組み立てる方がほとんどです。
まあネット予約の世界からは抜けることはできないですね。
中国といえば今不動産バブルの末期と言われています。
住宅を買う場合、日本は年収の5倍くらいまでが目安と
なっているそうですが、中国は大まかに20倍くらいまで
ローンが組めるし、どこからか現金を調達してくるそうです。
最初の家を手に入れると、都市部のふつうのサラリーマンは
ほとんどの方が2件目の住宅を投資用に取得するそうです。
その際は最初の住宅を抵当に入れますが、当然物件が
値上がりするという大前提があります。2件目の物件は年収
の100倍くらいのものが多いそうです。
2件目の物件を取得した方はそれを担保にして3件目を取得
するというパターンで都市部のサラリーマンはたいてい
3件家の取得を目指すそうです。3件目の物件は年収の
200倍が普通??だそうです。
北京などの郊外には、誰も住まない新築の
高層アパート群がいくつもあって、夜真っ暗
なんだそうです。
売却益のためにそうしているわけですから、
高値のうちに売り抜けるのが絶対条件です。
ただ、この不動産バブルを軟着陸させたい政府は
3件目の融資はしないように通達を出したそうです。
そういう情報だけではじけちゃったりするんですよね
バブルって、、、、
ただ、大陸の不動産マネーはそのような状況の中、
香港へ向かっているそうです。日本にも来てますよね。
まあ、大量の不良債権が発生する可能性を秘めている
という感じでしょうか。
これが表面化する2012から2015くらいが世界経済の
急ブレーキのときという予想もあります。
原油や穀物の高騰の気配もあります。
日本中の観光系のホテルは日本人客の落ち込みを
インバウンドで埋めています。 どうなるかちょっと
怖いです。まあ、絶対的観光客数の割合は圧倒的に
日本人が多いんです, まだまだ。 日本人にそっぽを
向かれるような舵取りはいけませんね。
それまでに身軽になっておきたいな~とおもいます。
でもこの1、2年しかありませんよ、ホテル経営者の皆さん!!