一行は夕闇の中、今日の宿泊地
飛騨古川へ到着しました。
宿泊場所は飛騨牛尽くしで売っている
スペランツァホテルです。
お迎えしてくださった飛騨特産会の
皆さんと名刺交換とご挨拶をさせて
いただいた後、
まずは飛騨牛を今日のように広める
そのもともととなった黒毛和牛の蒲生畜産
の蒲生さんから「飛騨牛と私」というタイトル
で、ご苦労話も含めて御講話をいただきました。
じつは蒲生さんは数日前に北海道に
来られていて、かわなみにも
奥様と一泊されていたのでした。
そのおりに夕食を共にさせていただき
楽しいひとときを過ごさせていただいた
のでした。
飛騨牛はある業者が偽装を内部告発
されたりして、危機もありましたが、
蒲生さん達は一貫して、コストと手間がかかっても
A3ランク以上の本物のお肉のみを飛騨牛
として出荷し続け、結果現在の飛騨牛
ブランドが確立されてきました。
の品質を飛躍的に高めたそうです。今は孫の
世代になっているそうです。
宮崎の口蹄疫の時も、種牛の処分でずいぶん
大変でしたが、畜産業の方にとっては本当に
宝ですし、死活問題なんですね。
今は飛騨地方を歩くといたるところに飛騨牛
を使った料理の看板があります。
夕べの宿もそうでしたが、お宿も必ずと
言っていいほど飛騨牛の料理を出しています。
お一人お一人の専門家のこだわりと継続の
努力が今日のこの日になったと思います。
新しいブランド、奥洞爺がどのように浸透し、
地域の発展に貢献するかはまだ未知数ですが、
このような成功事例を見せていただくと、とても
イメージが鮮明になります。
どんな大成功も最初の一歩から、ですね。
翌日は古川を案内していただきながらゆっくりと
歩きました。駅付近の区画が整理され、しかも
古い町並みが残され、豊富な水が流れ、
落ち着いたすばらしい町並みでした。
昔の庄屋さんが集まった年貢米に付加価値
をつけて経済力をつけるためにお酒つくり
が始まったというお話も聞きながら、2軒の蔵元
で利き酒をさせていただきながら、気に入った
ものを何点か買わせていただきました。
最初は蒲酒造さんです、ここのやんちゃ酒
続きます
次は夕べ懇親会でご一緒させていただいた
蓬莱の渡辺酒造さんへ、彼はJC近畿の
トップだそうです。
大吟醸酒5000円ちょっとだったか、おいしかった!
翌々日から京都へ行きましたが、あの、人と
車であふれた京都から見ると、日本情緒に
あふれ、温泉が豊富で、食べ物がおいしく
適度に静かな奥飛騨は、忘れていた
大事なものを思い出しに行くには
とてもよいところだと思いました。
蒲生さんはじめ、飛騨特産会の皆さん
スペランツァホテルの皆さん、本当に
お世話になりました。
洞爺湖にお越しの際はしっかりお世話
させていただきます!





