(1)前回記事で国会図書館デジタルコレクションにある『詩經』関連本の一つとして境武男『詩經全釈』を挙げた。境さんの名はそのとき初めて知ったのだが,私でも知っているもう少し有名人の著書でコレクションにあるものとして「目加田誠著作集」全8巻とか,全巻が置いてある「国訳漢文大系」の中に釈清潭訳「詩經」を見付けた。

 

(2)同様に『紅楼夢』の翻訳も幸田露伴・平岡龍城訳の3巻本が置いてある。探せばもっとあるに違いない。他にも『紅楼夢』本文中で言及されている『西廂記』(元曲の代表作と言われる)もいくつか発見した。岩波文庫の旧訳&新訳はともに絶版で,古書価格が高騰していて残念だが手が出ない。最近 Youtube に実写版を見つけて視聴中だが,日本語字幕がないのが少々つらい。

 

(3)前回記事で吉川幸次郎『他山石語』の一編で激賞された女子学生を「井波律子」さんと断定したが,その後の調べでその年の吉川先生の指導学生5人のうち3人が女子だったらしく,極めて蓋然性は高いと思うが,断定したのは「勇み足」だったかも知れない。井波さんの書かれた吉川先生と高橋和巳さんの思い出話が『中国文学の愉しき世界』にある。数年前に亡くなられたのは残念なことである。

 

(4)久しぶりに MathJax 記事を書きました。タイトルは「発散する「無限積」の値を求める(2026 Feb. 23)」で,興味ある人はご覧ください。

 

(追記 Feb. 26)(1)嬉しいことに松枝茂夫の旧訳版『紅楼夢』(岩波文庫)がコレクションに置いてあるのを見付けた(新訳版は井波凌一訳);おかしなことに第1巻が欠けていて,2巻から12巻までしかないのは残念だが。但し,さらに前の14巻からなるバージョンは全て置いてある。(2)敦煌好きとしては,中国にある他の石窟群にも興味があるのだが,平凡社の「中国石窟シリーズ」を見つけたときは狂喜した。和辻哲郎のエッセイを読んでいて,ふと「麦積山」を検索して見つけたのだが,麦積山はもちろんのこと「敦煌」は5巻「キジル」は3巻「雲崗」と「龍門」は2巻からなるという写真付き豪華版だ。

 

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