複雑な人間模様は悲しい繋がり―。
【ストーリー】
うだつの上がらない探偵は、いつものように行きつけのBARで酒を飲んでいた。そこへ“コンドウキョウコ”と名乗る女から電話が……。簡単な依頼だと思い引き受け、翌日に実行に移す。だがその直後に拉致され、雪に埋められ、半殺しの目に遭ってしまう。怒りが収まらぬ探偵の元に、再び“コンドウキョウコ”から電話が入る。その依頼を渋々こなし、自力での報復に動き出した探偵と相棒の高田は、知らず知らずのうちに事態の核心に触れていく・・・。
いつもコミカルな演技で三枚目を演じる大泉洋の当たり役と言ってよい作品でしょう。
彼の演技は人を引き付けるものがありますね。コミカルさもありながら今回の映画では迫真のシリアスな演技をしています。
そのため前半は笑うところもあるが次第に作品に引き込まれている自分に気づきます。きっと第2作も作られるでしょう。
バイオレンスな描写がかなりある作品ですがこの作品を制作する上で必要不可欠な要素。よくぞここまでやってくれたと言えます。
大泉洋の演技にばかりに話をしてしまいますが、相棒の高田役の松田龍平との絶妙な掛け合いが面白さをより膨らませています。
他にも敵対する高嶋政伸の演技も際立っています。きっと今までの彼の役柄とかけ離れていて高嶋政伸だと気づくまで時間のかかる人もいるでしょう。
ストーリー自体は悲しいお話です。ですが多くの登場人物からなる複雑な人間関係が織りなすストーリーはきっと悲しくとも見ごたえのある内容となっているでしょう。
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