本の読み方の記事 を拝見したので、本と読書が好きな私の、本の読み方を書いてみます。
いろいろなジャンルがありますが、小説以外に共通して言えるのは、「最初から順番に読む必要はない」ということ。
作家は、大概、「本」のページ数を意識して、膨らませて書きます。だから、読者にとって今必要な情報がその本すべてのページではありません。
情緒的にその本を味わうのなら、丁寧に最初から順番に読むことになります。
でも、目的がその本を味わうのではなくて「必要な情報を吸収すること」であれば、目次を眺め、パラパラめくって、惹かれる部分を読む。惹かれない部分は、今は必要がない情報ということ。その本が気に入れば、一から再読すれば良いのですし。
せっかく1500円払ったのだから、「最初から最後まで順番に全部読むべきだ。読破するのだ」と私も思っていましたが、それは「本は尊敬すべきものであって、凄いもの」という思い込みから来る足枷です。そういう読み方をするとき、私は途中で飽きたり、挫折することが多いです。
だから、付け合せのパセリが苦手なら残せばいいし、好きな物から食べてしまう。読書もそんな発想で良くて、そう思えば読書のハードルはずっと下がります。
気になる文章、ページには、付箋をペタペタ貼ります。あるいは、内容をノートに書き写したり、要約してメモします。
また、本はかさばるので、読み終わったら手放す方が良さそうです。処分すると、必要とする新しい本が舞い込む。呼吸と同じで吸ったら吐く。吐けば、自然と新鮮な空気が入ってきます。
手放した本でも、自分にとって必要な時期が来れば、そのとき手に入るものです。
本を処分する前に、参考になる本であれば、その内容をA4で1枚程度(もちろん2枚、3枚でも構いません)に要約してストックすると後ですぐに読み返せます。
大概のビジネス書、自己啓発、スキル本などは、その主旨をA4で1枚程度にまとめらます。
箇条書きで書くのが早くて楽です。
まとめる作業をすることで、読んだ内容を整理ができ、吸収率を高めてくれます。
ときには、必要なページを切り抜く、破いてストックするというのもアリだと思います。
私にとって本は大切で神聖なイメージではありますが、道具として使い倒してこそ活きてくるものなのです。
だから、お気に入りの本ほどボロボロになります。
綺麗な状態の本が本棚にあれば、それは不要な本なのかもしれません。