映画の話です。

でも、まだ見ていない映画の話。

お友達との旅行のお土産をバイト先に届けに行ったにいには、そこで、お酒をご馳走になり、ほろ酔いで帰宅しました。

旅行帰りだし、ほろ酔いだしで、いつもよりご機嫌で饒舌なにいにが

「母さんに、オススメの映画がある。絶対観に行った方がいい」

と力説してくれたのが、「シング・ストリート 未来へのうた 」という映画なのです。

「ONCEダブリンの街角で」
「はじまりのうた」

という作品(どちらもステキな映画ですよね)の監督の最新作です。

にいにのオススメポイントは、音楽。

「80年代の曲を聴いていた人には、たまらないと思う。」

「身体が勝手に動いちゃう。」

だそうです。

ここまでは、へえー、くらいに聞いてたんですが、、、

「でね、テーマがね、うれしいかなしい。
映画の中では、happysadっていうんだけど、なんかその感じが、わかる。

それで、映画の終わりに

すべての兄弟に捧げる

って、書いてあって。。。」


・・・・

兄弟のところで、えっ!と私は言葉に詰まってしまいました。

ちょっと沈黙があって、にいには、少し話しすぎたかな、って思ったのかもしれません。

にいには、良ちゃんのことを、まだそんなに私には話しません。

でも、ほろ酔いのにいにから、こぼれ出るように、兄弟という言葉を聞いて、少しだけ、にいにの心の中にいる良ちゃんが見えた気がしました。



にいには、この映画をみて、少し泣きそうになったそうです。

もう一度観たいとも言ってました。




私も観に行こうと思ってます。