2010年4月1日から2年が経ちました。



昨日、2012年4月1日に良ちゃんの三回忌の法要を

無事に終えました。



昨年の一周忌の時と同じく



良ちゃんの同級生やそのご家族



良ちゃんを思ってくださる、大勢の方々にご参列いただきました。




良ちゃんのお墓の桜の木は

満開とはいきませんでしたが、二つ三つとほころびはじめ



ぽかぽかしたとても良いお天気で

気持ちのいい一日になりました。



お寺のご導師さまは、法要のたびに

心にぐっとくるお話をしてくださいます。



今回も、ご導師さまご自身が涙をぬぐいながら



「水が気体になるように

 形を変えて、いつもそばにいてくれます。

 そして、いつも日かまたお会いできる日がきますよ」



とおっしゃっていただきました。



ご導師さまのほかに、三名のご僧侶、合計4名で

お堂に響き渡るお経をあげていただき



ママは、またまた涙が出てしまいましたが、

胸が震えるって、こういう感じだなと思える時間でした。



法要のあとは、お寺の場所をお借りして

みんなで昼食をいただきました。



そして、午後からは



法要に来れなかった

良ちゃんの同級生のお友達が大勢

我が家に来てくれました。



ちょっとした同窓会みたい。

女子も沢山!(良ちゃんの鼻の穴が膨らむね)



あんまり大勢来てくださったので、

急遽、りょうちゃんとにいにの部屋(二人でひとつを使ってました)を開放。



ママ達は、リビングで

子どもたちは、良ちゃんの部屋で、盛り上がりました。



イスも足りなくて、みんな床に直かに座ってもらうことになって

申し訳なかったけど


良ちゃんのお友達におやつやジュースを運ぶこと

すごくすごく久しぶりで、



もう絶対にここには良ちゃん来てるだろうなあと思いながら

みんなに感謝です。



昨日は、もう一つ、勇気を振り絞ったことがあるんです。



ママは、ずっと、良ちゃんの動く姿が映ったDVDを

観ることができずにいました。



泣いちゃって、寂しさがあふれ出すのが怖かったです。



そこで、大勢来てくださったママ達に背中を押されて



「みんなで観よう!」ってことになったんです。



テレビの画面に映し出された良ちゃんの姿。

懐かしい舌ったらずの声、しゃべり方。



久しぶりに、実際の良ちゃんに会いました。



たまたま選んだVTRは、2008年の運動会と父さんの誕生日が

収録されていました。


2008年は、良ちゃんの病気が再発した年。



良ちゃんの自宅で抗がん剤(ラステット(エトポシド)とテモダール(テモゾロミド))

を服用しながら、学校に通っていた時期です。



その頃の良ちゃんとの日々、ちゃんと覚えていたつもりでしたが



画面に映し出されたシーンは全くの記憶になかったものでした。



特に、父さんの誕生日に

家族全員が、ひとりひとり歌を歌うシーン



良ちゃんは、すごく恥ずかしそうに

修二と彰「青春アミーゴ」を歌っています。

(懐かしいですよね、ジャニーズの山ピーと亀梨くんが歌ったドラマ主題歌です)



その後、「鉄腕アトム」も。



しぐさも表情も、声も

カメラに向かって、おどけた顔をしたり

ポーズをとったり



とても、辛い治療をしていた時期とは思えぬ

楽しそうな様子を見せてくれました。



良ちゃんに内緒話をするママの姿や

まだ幼さの残るにいにの顔。



良ちゃんが再発して、苦しい思いをしていたはずの

我が家だったと思っていましたが



みんな、楽しそうで、

姿は映っていない、主役の父さんが喜んでいるのも伝わってきました。



もうね、親バカ丸出しですが

良ちゃんがかわいくてかわいくて、かわいくてかわいくて、かわいくてかわいくて

(しつこいですね)



一緒に観てくれた、ママ達と号泣でしたよ。



でも、寂しくて、辛くなってしまうのではなく



良ちゃんのかわいさを噛みしめた感じです。



こうやって、夜が更けるまで

わいわいがやがやの一日になりました。



夜寝るときも、頭の中は良ちゃんの姿。



すっかり忘れていた、あの父さんのお誕生日の良ちゃん。



ママの脳裏に甦り、思い出がまた、ひとつ増えた感じです。



良ちゃんからのプレゼントですね。



ありがとうございました。



そして、良ちゃんを思ってくださったみなさんへも

心から感謝をしたいです。



沢山のお花やお菓子もいただき

いま、良ちゃんの場所はこんな感じ

(少しだけ、良ちゃんの写真が写り込んでます)



思い出したよ。--小児がんと闘った息子との日々 楽しいことがたくさんあったね--


良ちゃん、すごいね。

良ちゃん、ありがとう。