元妻「別れては、いない」


 別れてないらしいです。は、という助詞を使用したところをみると、別れそう、あまりうまくいっていない、というのを、強調したいのでしょう。


 私には関係ありませんが、


 別れてもないのに、前の旦那とヨリを戻そうとする。


 これは二股か?


 相変わらずおかしな人間です。私は、

 「家に戻ってくるのは絶対無理。間男が嫌になったなら別の男でもつかまえなさい」

 と言ってみます。元妻は驚くことに…

 「私、もう男とかいらないんだよね…」

 

 …もう身勝手過ぎて言葉も出ないです。


 間男の生活が何らかの原因で嫌になったのでしょう。元妻の場合、子供に会えなくてさみしい、というよりかは、日常生活の質の低下が大きいのだと思います。


 それで、

 「わざわざ間男と駆け落ちしたけど、思ってたんと違うなぁ…向こうは子供もいて幸せそうだなぁ…ええなぁ…とりあえず面会ついでに復縁頼んでみるか。子供の前やし意外と涙流して謝ったらいけんちゃうかなぁ」


 彼女の頭の中はこんな感じでしょう。

他罰的な性格です。

こっちにいた時は子供のせいで幸せになれない。

あっちにいる時は間男のせいで幸せになれない。


 こんな人間を家に入れるわけにはいかないので、とりあえず私は、「真面目に働いて、養育費を送ってくれ。あと慰謝料も」

 とだけ言い放ちます…