さて、前回までのおさらいです。

 

 ラインでこちらが同居離婚はどうでしょう?と提案したけど、全く相手にされてない私。

 

 その夜の話し合いがスタートします。

 

 話し合いといっても子供が寝てから、寝かしつけるのはもちろん私なので、子供と一緒に寝たいところでわざわざ起きていかなきゃいけないのが小さなストレスです。

 

 そして、今回の話題は、同居離婚。

 

私「とりあえず、あんたもこっちにいるんだったら新しい稼ぎのいい仕事もあるわけだし、月に2回くらい間男の所に行くこともできるだろうし。私もいまさら間男と会うことに反対しないし、それで良いんじゃないの?」

 

妻「…うーん。向こうはそれを逆にできないかって言ってる」

 

 この後に及んで自分の要求がある間男にまず驚きですが、間男のこの、逆に出来ないかというのは、

 

 こっちに一緒に住んで、オレのそばにいてくれ!

 子供に月に2回会いにいってもいいよ

 

 というものです。恋する男です。

 

私「まぁ、その要求はとりあえず置いといて、あなたはどうしたいの?こちらの要求より、間男の要求の方が大事なの?」

 

妻「子供には会いたいけど、ずっと一緒にいたらまたイヤになる気がする。今は離れるって思うから可愛く思えてるだけかも」

 

 これもう、そこそこ長い時間話しましたけど、妻は完全に向こうに行きたがっているわけです。

 

 間男も来て欲しいと言ってくるらしく、下の子が小学生になるまでなんて待てないらしいです。

 

 もう、相思相愛なわけです。

 

 2人は同い年で、もう30歳半ば、職場で出会い、恋に落ちてしまったわけです。

 

 もう、この恋は止められません。

 

妻「なんでこんな人と、って思うし〇〇(私の名前)と一緒にいた方が安定してて子供もいて幸せなのは分かっている」

 

 と、私の機嫌をとろうとしているのか…いまさら感謝の気持ちを伝えて来ます。私はもう、アホらしくなって、フットサルも飲み会もとりあえずしばらくの間諦める決心をしました。

 

 私くらいは真面目に子育てしようと

 

 そう固く、決心をしました。

 

 妻は自分の親にもこのことを伝えたら勘当されたらしく、葬式にも出なくていいと言われたらしいです。

 

 友達にも相談していたのか、友達にも縁を切られて、もう地元にも戻らない、戻る用事も、なくなったようです。

 

 こうなったらもう、あとは不貞行為があったわけなので、慰謝料の話になるわけですが…

 

私「あとは慰謝料の話だけど、相場で調べると、不貞行為があって離婚に至る場合は200万円から300万円らしいけど…」

 

妻「いや、不貞行為とかしてないし」

 

 

 

 。。。。私は、一瞬耳を疑いましたが、それと同時に、その手で来たか…とも思いました。

 

 昔から悪知恵だけは働くしスマホで色々なことを調べる暇も時間もあるわけです。

 

私「でもあんた、自分から言い出したんやで。親にも言ったんだしょ?だから縁を切られた訳で…」

 

妻「私達、今まで片想いでこれから一緒に暮らそうと決めただけ」

 

 ちょっとドヤ顔まで決められました。

 

 そう…私の負けです。実は今回の話し合いも、そうですけど、この離婚関係の話し合いのときは、ボイスレコーダーで録音もしていました。

 

 でも、ボイスレコーダーで自白をとろうが眼の前で不貞行為を認めようが、

 

 密室空間への出入り、この写真がないと、

 証拠とはいえません。

 そう…慰謝料はとれないのです!

 

 

 

 後日探偵にも相談しましたが、証拠がないとダメ、とにかく、ホテルや相手の家など、密室空間への出入りの写真がないと…

 

 

 お?そこで思い付くのが…

 

 今、私達はまだ夫婦だ、これから妻は間男の家に行く…

そこで密室空間への出入りを探偵に写真をとってもらおう!

 

 しかし、悪知恵となると彼女の方が1枚上手です。

 

 妻「あ、離婚届提出するまで、私、間男の所には行かないから。写真撮られたら困るし」

 

 完全に妻の手の内です。やられてます。もはや主導権は妻にあります。

 

 そうです。証拠がないと正義だろうがなんだろうが負けます。

 

 仕事をしながら子供2人の世話をし、病気をしたり大変な時でも、責任をもって子供育てる側。

 

 職場で出会い1年以上の不倫の末、別の土地で新生活をスタートさせて、少額の養育費を払い、ずっと一緒にいるとうっとおしいけど、たまに会うと可愛い子供に会える側。

 

 どちらが正義なのかの判断は、読者の方々にお任せしますが、とりあえず読者の方に言えるのは、

 

 不倫を疑って、そこそこ確証があるなら何が何でも、証拠だけはおさえた方がいい。

 

 それだけです。完全に追い詰められた私、、、

 

 でも、次回から私も負けてません

 

 まだまだ続きます!