そろそろ別れたほうが…ですが、今回で最終回です。今回は次回以降の伏線となっていく、妻の人物像についてです。

・ジムに頻繁に行っているが、いわゆる説得力のある体型ではなく、ジムのWi-Fiスポットを利用しスマホに興じているのでは、と推測。
・「このまま子供のために私は終わっていくのか」などといった言動も目立つ。
・自分の家でのメインは、スマホやドラマの視聴なので、それを妨げられるのが苦痛のよう。
・ドラマ視聴の際に子供が数回テレビを横切ったら暴言を吐くことさえある。「邪魔だ、うろちょろするな」
・さんざん遊んできた帰りに、「人生に疲れた」と言ったり、遊びがストレス解消ではなく逃げになっている傾向もみられる
・「よくこんな私と生活できるなぁ」などという、自虐的な発言も時折見られるが、今までの流れからも分かる通り、その自分を直そうとはしない。むしろ、こんな私を受け入れろ、といった姿勢でありそのスタンスは結婚当初から変わらない。
・「あなたには感謝している」良く言われる言葉である。もちろん男性として見られてないのは分かるし、向こうとしては家のことも子供のこともやってくれる、いい夫だ、と認識しているのであろう。
 結婚する前に彼女の両親からも、「あの子で本当に大丈夫?何もできないよ」など問われたことを思い返す。兄弟からも「あの子の何が良いの?」と聞かれたりもした。しかし、年齢的にもそろそろ、と考えていた時期であったり自分の親もすっかり結婚するモードに入っていたこともあり、今さら引き戻れない、といった気持ちが強かった。引き返せない婚、惰性婚とも言える結婚であった。なぜ結婚を続けているかと問われると、子供のため、としか答えようがない。子どもたちとスーパー銭湯の帰りに、真っ暗な家に車を停めるとき、長男が言う。「またあいつ遊びにいってるなぁ」次男が言葉足らずに「母ちゃん、遊びに行った、また遊びに行った」と兄の真似をしながら言う。これが日常でした。こんな奥さんでも、そのおかげで俺は飲み会にも行けるし、まぁ不便はないか…そんな気持ちでしたが、急展開があります。次回から、新しい章に入ります。