BLになります。
大宮です
智side
♪〜
携帯の音が鳴った。
カズからメッセージだった。
ひとりで寂しいらしい。
りこは体調崩して今はカズの実家に居る。
ーりこ、実家だからか？ー
返事を返せば
ーん。ー
ん。、、、って返事それだけかい！！
まぁ、いいけど。
ってか娘が居ないから寂しいとか、、、可愛すぎんだろカズ。
カズんとこ行くか、、、いや、今日は無理だな。
『大野さん、、これ。』
『ああ、、ありがと。』
今はいつものアパートには居ないからカズん家からも遠いし、
『それ、今日中に目通してよ？』
『分かってる。』
カズに電話してみるか。
『誰からメッセージ？彼女？』
『、、、違うわ。ちょっと電話すっから席外して？』
『、、、。』
『潤？おこ、、か？』
『おこ、、じゃねぇわ！スーパーの店員だけがあなたの仕事じゃないからな！』
そう言って勢いよく出て行った潤。
潤は、、、仕事上のパートナーみたいなもんだ。
なんなら俺なんかより仕事できそうな奴だ。
潤の言いたいことは分かる。
俺にはやらなきゃならないことがあって、、誰かにうつつをぬかしてる場合じゃない。
でも、潤が心配することは何もないんだ。
だってさ、俺はカズが好きだけど、、、
カズが愛せるのは女性、、現に結婚して、奥さんは亡くなってるけど子供も居る。
だから、何も起こらないから大丈夫なんだ。
ただ、カズが俺を必要としてくれるときは答えてやりたいんだ。
〝あ、カズ？今電話大丈夫か？少し話しよう。〟
momo