陣痛促進剤を入れる
陣痛間隔が5分になったとのことで、
陣痛促進剤を入れることになりました。
(それまでの間隔は分からないので後退したのかも?)
過強陣痛になってはいけないので、
少量から始めて徐々に足していきますとのこと。
その間も麻酔の効きなどを定期的にチェック。
この安心感。
人生でTOP3に入るであろう不安な状態で
安心してお任せできるのが最高です。
合間合間に気にかけていただけ、
水を飲ませてもらったり、
飴を食べさせてもらったりもしました。
(麻酔をしているので食事不可。
水も少量です。)
隣に経産婦さん
産院は分娩台が2つあり、
途中で陣痛室にいた経産婦さんが
入ってこられました。
仕切りがあり声のみ聞こえる状態。
まだ余裕な状態で、痛みがあんまりなさそうで
羨ましいなぁと思っていたところ事態が急変。
テスト麻酔中にお産が急に進み、
陣痛に耐える声がめちゃくちゃ聞こえる。
痛いぃぃいいいい!無理ぃいいいい!!
初産婦の私は横で声を聞きながら
陣痛の凄さに慄いていました。
その後、痛みに耐えつつもお隣が先に出産![]()
![]()
2時間ほどで出産されていました![]()
おめでとうございます&お疲れ様でした。
産院内もハッピーバースデーの曲が流れ幸せムード。
(産院は出産時に産院全体に曲が流れます。
妊婦健診でもよく流れてました
)
いきむがなかなか出てこない
経産婦さんの横で私も陣痛にあわせて
いきんでいましたがなかなか出てこず。
いきみ開始から2時間ほど経過しており、
赤ちゃんの心拍も少し弱くなる時もあるため、
会陰切開&吸引分娩になる可能性を伝えられました。
会陰切開は全く抵抗がなかったというか
するものだと思っていたのでもちろん了承。
お子の無事が最優先。
既に子宮口が全開になっていたので
夫は産院で待機中でした。
また、どのタイミングか忘れましたが、
破水は助産師さんによる人工破水をしました。
(いきみ開始前だった気がする)
吸引分娩か帝王切開か
ここまでは助産師さんが一人で対応。
お子の頭が出たら先生が来るような感じでした。
しかし、初産婦・いきみから2時間経過・臍帯巻絡有りの状態。
助産師さんが現状を先生に報告したところ、
先生2名に助産師さん3-4名ほどの体制に。
先生のうち1名が院長先生で
院長先生:
赤ちゃんが弱ってきているから
吸引分娩でダメなら帝王切開になるからね!
と突然の帝王切開宣言。
でもお子が第一なのでとりあえず
早く出してあげたい。
夫も入室し、院長先生から
帝王切開の話をされていました。
夫の位置は私の頭上です。
院長先生:ご主人しんどくなるかな、
椅子用意してあげて!
しんどくなったら座ってね!
え、配慮が素晴らし過ぎる…と
いきみながら思っていました。
(男性は血に弱いイメージなので)
それぐらい麻酔が効いているので
会話を聞く余裕があります。
途中で会陰切開もされ、
痛いか聞かれましたが全く痛み無し。
なにかされている感覚はありました。
院長先生:ここに力入れて!
はい、いきんで!
私:ふぅうううう!!!!!
できれば吸引分娩にしたかったので、
死ぬ気でいきむ。
お子の心拍も下がっていたので
私に酸素マスクも装着済みです。
院長先生:ここに力入れて!
いきんで!はい、もう一回!
人が集まってきて連続いきみが開始し、
最後に5回ほどいきんだところ、
?:お母さん下見て!赤ちゃん見えたよ!
下を見たところ赤ちゃんの全身が見えました。
産声なし。
(産声ない、なんで)
と思っていたところ、泣き声が聞こえました。
?:羊水吸ったら泣いたよ!おめでとう!!
上のモニターでは処置をされている赤ちゃんが。
手指の本数を数えられたり、拭かれたりなど。
連続のいきみで呼吸の乱れはあったものの、
痛みはゼロです。
院長先生と握手
助産師さんがおくるみに巻かれたお子を
私の近くに連れてきてくれて
夫がスマホで写真撮影。
(助産師さんに撮影どうぞと言われてました)
めちゃくちゃ小さいのに命があって
とても不思議な感覚でした。
会陰など後処理のため夫は一旦退室。
分娩台で息を整えていると
院長先生がやってきて握手してくださいました。
院長先生:おめでとう!!
良いお産になったかな?
私:はい!
院長先生:麻酔やってよかったね!
私:はい!!(心の底から)
後はお疲れ様とか頑張った的なことを
おっしゃってたような…
ここらへん記憶が曖昧。
わざわざお話しにきていただけたことに感動。
その後は会陰縫合されながら
モニターに映るお子を
ぼーっと見ていました。
時間がかかったこと、
臍帯巻絡があったことで
お子の顔色が悪かったのが申し訳なかった。
(理由は助産師さんに聞いた)
無事に産声をあげ、
呼吸をしている姿をみて
安心しました。
胎盤の処理もこの時に。
お腹を押されてドロっと出てくる
感覚がありました。
腹部エコーも合わせて
残っていないかも
チェックされていたと思います。
親子時間
後処理も終わり夫も再び分娩室へ。
おくるみに包まれたお子と
親子3人で写真撮影です。
撮影前に助産師さんに鏡を渡されました。
いきみで疲れてたし
(産院内で使われる写真かな?
お子が良い感じで写れば
私はどうでもいいや)
と、髪の毛などあまり整えず。
↑この撮影は後でフレーム付きの写真&
カレンダーになってプレゼントされます![]()
そんな事も理解しておらず
疲れ全開の顔で写ってしまいました![]()
これもいい思い出…
後は私も夫もお子を抱っこ。
小さくて温かくて
これが自分の産んだ子かと
まだまだ不思議な気持ち。
夫も「小さい、あったかい」と言って
恐る恐る抱っこしていました。
親子時間はサクッと終わり、
夫は退室を促されました。
産院はまだまだコロナ対策中。
面会禁止なので次に会うのは退院日です。
あまりにも早い展開に
夫は
状態で退室(笑)
写真いっぱい送るよ!と伝えて
夫とはお別れしました。
出血多めの経過観察
どうやら出血が多かったようで、
分娩台で経過観察となりました。
点滴で薬も追加。
心拍と血圧は装着されたまま
数十分後に出血チェック。
お腹を押されて血がドロっと
出ていく感覚。
産褥パッドの出血量をはかり、
出血が多いので再び経過観察。
同じく数十分後に出血チェック。
これを2,3回ぐらい繰り返していました。
チェックとチェックの間は
分娩台の上で寝てました![]()
出血量も落ち着いたので
回復ルームに移動となり、
ストレッチャーに乗り換えて移動。
回復ルームのベッドに移動して
そのまま就寝しました。
妊娠・出産は奇跡
なんとか母子ともに無事に出産を終えました。
妊娠・出産というのは
本当に奇跡の連続なのだなと
とても感じました。
生きてお子に、夫に会えたことに
深く感謝です。
この後は入院生活になりますので
また別でまとめたいと思います。
ここまでお読みいただき
ありがとうございました。
皆様良いお年をお迎えください![]()
