「努力してる事は素晴らしい」

「間違ってなんかない」

「毎日頑張る君は素敵だよ」


別に誰かに見てもらいたくて

してたはずじゃなかったのに

そう言われて初めて

認められた気がして煌めく帰り道


夢が叶った人が言った

「叶わない夢はない」

夢が叶わなかった人が言った

「叶わない夢はない、なんてない」


全ての人が報われるなんて

これっぽっちも思ってないし

もしそうなら夢は輝かないね


偉けりゃいいってもんじゃないでしょ

たまに悪い子になったって

誰も気づかぬうちに事は治まってく

それでも偉くありたいと思ってしまう

例え誰も見ていなくとも

僕が僕で居なきゃ誰が僕を僕だと言うんだ


ありきたりな一言二言並べられてもさ

僕自身がありきたりな人のようで

失望を繰り返す


別に誰かに見てもらいたくて

してたはずじゃなかったのに

所詮選ばれたのは僕とは

正反対なあの子で


全てもう辞めてしまえば

こんな感情にはならずに済むし

ってそれが出来なくて

今も歌ってるんだろう


偉けりゃいいってもんじゃないでしょ

たまに悪い子になったって

気付かぬうちに事は収まってく

それでも僕が道を反れてしまえば

僕が望む未来は見えなくなるだろう

僕が僕で居たいと願える僕でいなきゃな


「努力してることは素晴らしい」

「間違ってない」

「毎日頑張る君は素敵だよ」


そんな在り来りな言葉が

聞きたくて始めたんじゃないのに

そんな在り来りな言葉をくれた

君に救われてたんだな


そんな在り来りな言葉が

僕である証明に

そんな在り来りな言葉が

僕でいい証明に


偉けりゃいいってもんじゃないでしょ

たまに悪い子になったって

気付かぬうちに事は収まるし

それでも偉くありたいと思える

〝何か〟をずっと僕は持ち続けたい



僕が僕である為にそう強く生きていこう