ユニバーサルデザインの授業:<基本>優先順位を見直す | 1日5分で教師力アップ!インクルーシブ教育時代の生き残り術【DATABANK】

授業のユニバーサルデザイン化は,ゼロからのスタートではありません。

先生の授業や学級経営,子どもへの接し方を少し見直すだけで,かなり変わります。
20%変えるだけで,80%の効果が現れます(パレートの法則)。


見直すための基準はこうです。


1.サポートする手段の優先順位を見直しましょう。
人によるサポートよりもモノによるサポートが優先です。
これが逆になると,担任は体がいくつあっても足りませんね。


優先度①分かって動ける、動きやすい教室環境や教材,学習のしくみを工夫します。

優先度②人による直接的なサポートを行います。


2.子どもに求めることの優先順位を見直しましょう。
うまくできることの前に,まずやってみることを大事にします。


優先度①参加機会(取り組んでいる時間,回数)を増やします。

優先度②質(課題のレベル)を高めます。


3.先生が指導するべき対象児の優先順位を見直しましょう。
学級集団を整えてから個別に指導します。


優先度①学級全体を指導します。落ち着いて自主的に学習する集団を作ります。

優先度②サポートの必要な子どもに対応します。


おそらく,先生が今まで優先されていたのは②だったのでは?

つらくなかったですか?

先生も,子ども達も…。


まずは今日から,この優先順位を変えてみましょう。


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