30代独身女のテキトーな日々 -4ページ目

ひと夏の経験

前回の日記では心が折れかけてる事を伝えましたが、


おかげさまで今は毎日楽しく通院しております!


放射線治療が生活リズムに溶け込んで来たのもありますが、


放射線科の先生、看護士さん、スタッフの皆さんがとても良い方ばかりで、


「調子はどう?」

「疲れてない?」


などと、毎日誰かしらが声を掛けてくれるのです。






これは普通に嬉しい!






頑張ってる自分をちゃんと見ててくれるんだなぁ~って。






特に以前、私を白衣マジックにかけてくれたH先生。


待合室で私を見かけると必ず話しかけてくれ、ちょっとした小咄をしてくれたりするんです。


「MOMOさん、今MOMOさんに当ててる放射線は2グレイなんだけど、広島や長崎に落ちた原爆の放射線て何グレイだと思う?」


「えー、10000くらい?」


「正解は4グレイなんだよ。」


「マジかーーーーっっ!!」


「だから放射線て言うのは体に負担がない様に分けて当てるから、面倒だと思うけど毎日頑張って通いましょうね!」






この、


“治療の一環の優しさ”


を、


“男の優しさ”


に即置き換え、


毎日の通院の糧にしたのは言うまでもありません。






そして放射線8回目となる先週29日。


いつもの様にスパッと照射を終えて放射線科を出ると、偶然H先生とバッタリ!


「あ、お疲れさま~!今日はどうだった?」


「順調で~す!」


「そりゃ~良かった!ところでMOMOさん、ちょっとお話があるんですが…」






ドキンちゃーーーーん!!






何?何?


個人的なお話!?






テメーは患者、アチラは医者と言うシチュエーションをとうに忘れ、


すっかり男と女の気分!






そしてH先生の口から衝撃的な一言が!!!






「僕、来月から消化器外科に異動になるんですよ。」






チーーーーーーーーン。









さて残り1ヶ月、


何を糧に通院しようかしら…。(涙)

すでに

心が折れかけております(__;)


当初は照射30回全て朝9時半から予約を入れてたのですが、


2回目の段階で既にぐったりしてしまったので、来月からは10時半以降に予約を変えてもらいました。


なんせ病院行った後はそのまま仕事なんだけど、ここに来て派遣先の店舗改装が入り、その準備や片付けなどで毎日22時近くまでびっちり働いてる感じです。






しかもそういう時に先頭切って俄然張り切る自分がイヤっ!(笑)






なので放射線科の診察でも早速心が折れかけている旨を先生に伝えると、


「そりゃあ大変だね~。でもね、MOMOさんの場合は温存だからこのまま何もしないと再発率が30~40%なんですよ。それを化学療法で5%にまで下げるのが目的なんだから、頑張りましょうよ!」


と、見つめながら言われたので、危うく好きになりかけてしまいました。(//∀//)






医者の白衣マジック!!






患者はこうやって頑張って行くんだな~。






しかもこの放射線科の先生、何げにアタシ好みです。(はぁと)






そんな訳で放射線の副作用は今のところ“疲れ”くらいしか出て来てませんが、


気付いたら下の毛がものスゴい勢いで発芽して来た事だけ取り急ぎ報告しておきます!

レッツゴー放射線

夏フェス、始まりました。


昨日は初日と言う事もあり、気合いを入れてハチマキを頭に巻いて行く。


(正確にはハチマキの様なヘアアクセサリー)


完全にリアル夏フェスに行く様な格好をして行ったので、病院内での視線が痛い。






「頑張ってお洒落してますけど、実はバリバリハゲてまーーーす!!」






と、心の中で叫んで自分は仲間ですよアピール。






憧れのマーキングは、鎖骨~首筋までガッツリ引かれると思っていたら、胸元までで終了。


ていうか、二の腕と背中の脇部分にまで引くとは思いませんでした。


腫瘍が乳下にあったからかな?


しかしマーキングする時、先生があんなに接近して乳をガン見するとは思わなかった~!


普通にドキドキ!


うちのダーリンですらあんなに見た事ないのに!






ま、何はともあれ早速今日から照射始まり!


皆さんが言ってた通り、痛くも痒くもなく“無”の状態でしたが、


強いて言えば照射室で流れるFM横浜から曲が流れる度、リズムを取らない様にするのが辛かったかな。