〜出張&中村橋教室はこれかた音楽教室第2教室としてうまれた練馬区の中村橋駅、貫井にあるボーカル教室・作詞作曲教室・DTM教室です〜
こんにちは。
出張&中村橋教室担当のゆきやです。
先日、滑舌や喋り方を改善したい!という男性のレッスンしました。
歌や作曲のレッスンではなく、滑舌や声出し、喋り方のレッスンです。
まさにボイストレーニングですね。
社会人の方ほど、お悩みの人は多いんじゃないでしょうか。
・会社の朝礼、定例会でうまく喋れない
・原稿も用意したのにあんまり集中して聞いてもらえない
・そもそも人前で話すのは苦手だ
などなど…。
『滑舌が悪い』と一言で言っても、たくさんの要因があります。
構造上、声が出る仕組みは
1、声を出そうと思う
2、肺からの空気で声帯を振動させる
3、口の筋肉を使って音を作る
の順番です。
3、の音を作る一部を担うのが滑舌ですね。
舌の筋肉が足りないとか、表情筋の力が足りない等、
最低限のトレーニングももちろん必要だと思うのですが
話すのが苦手という方の重要なポイントを2つに絞るなら
●声のトーンが低い
●スピードが速い
です。
喋るのが苦手です、という方のほぼ100%に共通するのがこれです。
●声のトーン
単純に、喋っている時の声の高さと音色です。
苦手な方のほとんどは下向きに声を出してしまうので、上の歯は見えず、下の歯だけが相手に見えます。
聞き取りやすい方は上向きに声が出る(鼻の方に)ので、上の歯がずっと相手に見えています。
●スピード
これが一番不思議なポイントです。
苦手な人の方が、何故か早口なんです。苦手なのに。
2倍くらいゆっくり読んで下さい!!と言っても、3行後にはもとの速さに戻ります。
ゆっくり話せないんです。
ものすごく簡単にまとめると
【なるべく明るい声で、なるべくゆっくり話す】
これがなかなかに難しいんです。
大人になってからはなかなか使わないですからね、明るく元気な声なんて。
ですが!!当然訓練で何とでもなります。
舌の手術をしたり、骨格を変えるより遥かに効果があります。
当然声を上に向けるクセを付ければ
おまけで歌も歌いやすくなります。
他にももちろん、必要以上に緊張しちゃう、とか、声が通らない、とか
たくさんの要素はありますが、とにかく
【なるべく明るい声で、なるべくゆっくり話す】
苦手な方はこれを練習しに来てください。
その方は童話の『北風と太陽』を用いて特訓をしました。
まさか大人になって北風と太陽を読むことになろうとは!と思ったはずです(笑)
次回は違う物語か、あるいは会社で使う商材か。
来月が楽しみですね。