ボーカルレッスンでのひとコマのお話。
ボーカル曲には恋愛系が多いですよね。
小学1.2年生くらいまではとにかく楽しく歌えればok!という感じでレッスンしますが、成長とともに様々な複雑な感情も理解できるようになるので、レッスンの中では「この曲がどんな曲なのか」「どんな気持ちで歌うか」ということも生徒さんと一緒に考えます。
その中で恋愛の話もしたりします。
先日のレッスンでとある失恋曲を練習していた小学生の男の子の生徒、E君。
この曲はどんな曲だと思う?という質問に
E君「えっと、お別れしちゃう歌かな?」
正解!
ちゃんと歌詞を読み込めていました![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
「そうだね。この歌詞の中でさ、本当は相手のこと好きだけど、素直になれなかったって表現があるけど、そういう気持ちってわかる?」
E君「う〜ん…」
「例えばさ、好きな子に、ついつい意地悪しちゃう、みたいなことない?」
E君「あ!クラスにそういう子いる!!」
「いるか〜!笑 そうそう。そういう子のこと。E君はどう?」
E君「僕はね、好きな子には優しくするタイプかな」
「素敵!!(思わず大声に)ずっとそのままでいてね!!!」
E君「う…うん!」
とても紳士なE君でした![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
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歌詞を読み込んで、どんな感情の歌なのかを理解できれば、どんな歌い方をしたら良いか、どんな気持ちで歌うのか、自ずと見えてきますよね。
そこから声の作り方や表現をレッスンしていきます。
年齢とともに、恋をしたり友達と喧嘩したり仲直りしたり笑ったり怒ったり怒られたり泣いたり悔しい思いをしたり、これから起こるたくさんの人生経験が歌声に反映されていきます。
歌声は年齢とともに深みが増していきます。
若いときにか歌えない純粋で初々しい歌声も良し、
歳を重ねたあとの深みがあり説得力がある歌声も良し。
今しか歌えない歌を![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
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歌いましょう。