〜出張&中村橋教室はこれかた音楽教室第2教室としてうまれた練馬区の中村橋駅、貫井にあるボーカル教室・作詞作曲教室・DTM教室です〜
こんにちは。
出張&中村橋教室担当のゆきやです。
うだるような暑さの中ですが、水分とって健康に過ごしましょう。
さて、今回のテーマは
『歌詞』
です。近代の音楽と共に今後も無限に歌詞が生まれます。
作詞作曲のレッスンの中でも、歌詞は沼です。
だって別に間違いなんてないんですから。
それでも、
”この言葉よりあの言葉の方がいいんじゃないか?”
と2時間も3時間も、あるいは何日も、たった一言に悩むのです。
紹介したいような素敵な歌詞、表現は山ほどありますが、
ちょびっと紹介しましょう。
『「白か黒で答えろ」という 難題を突き付けられ
ぶち当たった壁の前で 僕らはまた迷っている 迷ってるけど
白と黒のその間に 無限の色が広がってる
君に似合う色探して やさしい名前を付けたなら
ほら一番きれいな色 今君に贈るよ』
これはMr.childrenの『GIFT』
という歌のサビの歌詞です。
こんなに1フレーズが長いサビ
はめったにありません。
♪さくら さくら 今咲き誇る~♪
みたいにフレーズが分かれていた方が、はめやすいんですよね。言葉が。
GIFTのサビはもうほぼ作文です。でもメロディ一緒になった時、ズシンと胸にくるものです。
この”メロディに乗っかった時”、”音楽と混ざった時”
に言葉以上の重みをもつ、というのが、歌詞の最大の面白さなんです。
詞、自体がズシンとくるものもあれば、
構成自体が1本取られたぜ!ってものもあります。
『I say it’s fun to be 20 (20代ってとても楽しい)
You say it’s great to be 30 (30代になるのは最高でしょ)
And they say it’s lovely to be 40 (40代になるのは素敵なこと)
But I feel it’s nice to be 50 (でも、50代になるのもいいと思う)』
これは竹内まりやの『人生の扉』のサビの部分です。
20代、30代、40代と、少しずつ扉を開けて歌も進んでいきます。
2番では60代、70代、80代と、それぞれで感じる心や世界の見え方も変わっていきます。
ひとつ年をとる度、節目を迎える度、
この曲が頭で流れます。
この構成を思いついた時点で、竹内まりやさんの一本勝ちです。(勝ち負けなんてないですが)
知ってほしい曲は山ほどあるのでこの辺で我慢しますが、
これから詞を作るあなたに
僭越ながらひとつアドバイスを
どうぞ自由に、まず作ってみてください。
そしてなるべくたくさん本を読んで
なるべくたくさん物語を知って
なるべくたくさん感動してください。
頭にある引き出しから
あなたの心が選ぶ言葉を決めます。
あなたの心が並べる順番を決めます。
素敵なことばやメロディを思いついたら
是非一緒に曲を作ってみましょう。
それでは。