今回はとっても素敵な山ガール、@jolie0316さんと初山行。噂どおりの健脚でした♥

登山道はなくすべて藪漕ぎとの前情報に少し心配でした。たぶんこのブログにたどり着いた方も不安だと思いますので、少し詳しめにご紹介しますね。といいつつ、カメラを忘れちゃったのでテキストのみです。(ごめんなさい)



駐車場は難所が滝に行くときに停める場所の少し上、キャンプ場のところ。草ケ谷ダム手前のゲートを右から回り込み、ダムに流れ込む沢沿いについている林道の終点付近にある難所が滝方面への看板を右折して沢を渡ります。植林された林の中を数分歩くと丁字路に突き当たります。難所が滝は右折との看板がありますがここを左折すると今回の目的の沢に突き当たります。

林道はすぐに藪に突き当たりますが、沢に降りる踏み跡をたどって沢に下ります。この沢の左岸(上流に向かって右側)を注意して見ると、かなり太い踏み跡があります。この踏み跡を利用するならば、一度も右岸(上流に向かって左側)に渡らずに沢を詰めることが可能です。今回は踏み跡が見えるところはそこを歩くことにしました。

数分も歩くとすぐに二俣にあたります。枯沢である右俣を渡り本流(左俣)との間の斜面を登ると踏み跡が復活します。ナメ滝まではあっというまに着きます。駐車場から3~40分ぐらい、高度400m手前になったら歩く速度を緩めて沢に降りる踏み跡を注意してみてください。ナメ滝は防砂堤の下にありますが、防砂堤はいくつもありますので目安にするのは少し頼りないかな(たぶん2つめの砂防提です)。

ナメ滝の上部左岸には延々と踏み跡が続いています。ただ、すべての人に見えるほどの明瞭な踏み跡ではありませんし、特に踏み跡をたどる必要もありませんので、左にある沢を意識しながら歩きやすい場所を選んで歩いていきました。

高度650m地点にある枝沢を超えしばらく登ると大滝。大滝を右から巻くと沢が右に大きく曲がります。高度は700m。地形図を見ると本流も右に曲がるところですが、ちょうど枝沢があるところなので二俣を見落とした可能性を疑いました。単独であれば引き返して確認するところですが、ある程度高度も稼げたので沢沿いに登ることをここでやめ、尾根に向かって北東方面に直登することにしました。ここで初めて左岸から右岸に渡りました。仮に二俣を見落としていれば本流にぶつかると思っていましたがしばらく歩いても本流はみあたらなかったので高度700m地点は二俣の手前であったようです。

あとはひたすら激急坂をがしがし登るのみ。最後は尾根に沿って登り、頭巾山頂の看板裏ピッタリに飛び出すように慎重に方向を決めて歩いたのですが、結果は山頂看板から10m程、昭和の森側にでちゃいました。残念。

そこから三郡山を往復して頭巾山コースで昭和の森まで下山しました。4時間半の行程でした(休憩・昼食含む)。


季節的に好条件ということもあり、全体的に藪はかなり薄く藪漕ぎをしているという実感はありませんでした。沢は明るく雰囲気が良いので、歩いていてとても清々しい気分になります。沢の水は透明感があります。

このコースは登山道ではないので、地形図とコンパス、高度計はかなり出番が多いです。ザイル、ハーネス等は不要。一般縦走装備で大丈夫。ちょうど雪解け時期でしたが沢の水量は少なめ。危険な場所も特にありません。沢沿いを歩くので現在位置はかなり正確に分かりますし、枝沢に迷い込んでも他のルート(P856西尾根コースetc.)に出るようです。どこを登っても尾根までなんとか出れば縦走路に当たるので安心感もあります。

赤布は思い出したようにあることもありますが、あまり有用ではありません。テープ&踏み跡が無くてもガシガシ登れるひと向きのルートですヾ(@⌒ー⌒@)ノ