父親が… | 音楽業界の裏側で無謀に働く、凡人のブログ

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週刊 KONDAYという名の下、週に1度は更新したいと思います。

ついに60になって、
敬老の日を迎えました。

やはり敬老の日と言う事でお祝いをするべきでしょうか。
ヒジョーに悩ましいところです。

父の日をプレゼントして(誕生日もその辺り)
敬老の日もお祝い。
なんか複雑な気分であります。
見た目は(若い?)父親でありながら
60を迎えるとなるなんて…
時の無情さを知りました。

さて、その父親。
常日頃、自分は父親を越えたいと思っています。
でも、そこには越えられない壁が多すぎます。
力では未だに勝てません。
握力は6~70あります。
両手で100を超えます。
バケモノです。
握り潰されます。(自分は55)
なので、逆らえません。

父親は、14年前から糖尿病のⅡ型を患っています。
それは腎臓が機能しなく、
自ら腎臓内でインシュリンを作る事が出来ないので、
毎日4度の注射はかかせないです。
その病気は、普通の糖尿病と違い
一生治る事のない病気と言われています。

それでも、病気のせいにした事は一度もありません。
食事などの時には、人前で平気で注射を打ちます。
「これが私の命なので」
いつ死んでもおかしくないのです。
見ているこっちは、薬物と勘違いされるかハラハラします。

60を過ぎても、病気になっても、未だに夢を持って生きています。
物心がついたときから、自営をしていましたが
55の時に倒産してしまい、再就職を経て
今年から再び会社を立ち上げました。
恐るべき男です…。

父はとても偉大です。
自分はその父のDNAを持っていると思います。
が、何より、
その父を見てきた事によって
向上心が物凄く燃え上がります。
尊敬する人であり、目標であり、好敵手であります。

そんな父親も、あと10年ぐらいでしょうか。
病気を患った時から、「いつ死んでもおかしくない。」
と言っていました。

親父が生きている内に、絶対に認めさせる人間に
なりたいと思いました。