パパー、今度の私の誕生日におっきぃワンちゃんのぬいぐるみが欲しいのー!
そうかー、よーし! パパがんばっちゃうぞー!
ほーら、誕生日プレゼントだぞ~!
わー、ワンちゃんのぬいぐるみだー!
すごーい! 私より大きいー!パパありがとー!!
俺にも貸せよー!
わーん、枕にして寝ないでー…
…と、昔そんなやり取りが我が家であったとかなかったとか。
妄想じゃないよ。
さっきベランダを見たらそのぬいぐるみが、無残にも袋に詰められていた。
20年近く住んだ、この家での最後を迎えるのであった。
たかがぬいぐるみだとは言え、なんだかちょっとしゅーるな感じになります。
今だからこそ、この迷言が言える気がする。
「思い出は重いで」