病院。
少しだけ、いや……かなり気が重かったけど……色々金銭的ないさかいが有って今まで会おうとはしなかったけど……
最後に、その人生の最後に、死を直前に突きつけられたその瞬間に連絡をくれたから。
顔だけ見に行ってきた。大阪から三郷まで
同年代。
人間、いつ病に倒れてもおかしくはないとはいえ……
わずか1ヶ月の余命宣告をされ、一夜にして健康から転落し想像を絶する苦痛を味わった上で人生が終了してしまうその事実を眼前にして……
20代半ば、一年間毎日一緒に同じ部屋に職場も同じ、一緒に暮らしてアホなことばかりしてたあの頃の俺等二人に死神が語りかけたりする
「20年後にお前らのどっちかが必ず死ぬんやで」って言われたら果たして信じてたやろうか?
なんでやろな
人の死って儚いよな?
今日を生きよう
明日を迎えよう
生ある皆と触れ合おう
やりたいことやろう
生きてる間に無駄に過ごす人生などまっぴらゴメンです、だって人はすぐ死ぬから
生あると言うことは貴重なことです
死ぬ寸前まで
後悔しないよう生きよう……
わしは二分の一に選ばれてんからあいつの分まで生きよう
奴と病院で別れ葛西の宿舎に帰る、その後の仕事終わり、大阪に到着したときに奴の訃報が奥さんより伝えられました。
享年43歳、3歳の娘を残して‥
一緒に生きた、底辺やったあの二十代をようやく這い上がり少しずつ所有し勉強し真っ当に生きようとした矢先の事でした
ワシがお見舞いするとみんな次の日に死んでしまう。ワシは死神か何かなんだろうか?気になります。
合掌