5日から『おっさんずラブ リターンズ』が始まりました。
私は傑作に続編を望まない派です。
続編を作るなら当然前作を上回る傑作にして欲しいと思うのですが、パワーアップ=やり過ぎにならないかと心配でなりません。
どうも私は瑠東東一郎さんのシーンを細かく刻んで差し挟む手法が苦手なようです。
また第1話では、和泉幸(井浦新)の人物像が未知過ぎて、今後の展開を待たないと当たりなのか外れなのか分かりません。
もっとも2018年の『おっさんずラブ』も第1話の段階では見続けようかどうしようかと悩む危うい場面がいくつかありましたから、今後に期待したいと思っています。
徳尾浩司さんの脚本で良かったのは、狸穴さんとジャスの現在にさり気なく触れたところとゴミ出しのくだり。
「ゴミを集めるところからがゴミ出し」
こういう生活のリアルを描いてこそ、春田創一(田中圭)と牧凌太(林遣都)の恋愛の先の物語として続編を作る意味があるように思います。
個人的に思わず吹き出してしまったシーンは、六道菊之助(三浦翔平)の売るおかかおむすびのトールサイズと黒澤武蔵(吉田鋼太郎)のポリバケツに封印した声が蓋を開けたら跳ね返ってくるところです。
こういう小ネタは好きです。