2006年7月14日~9月15日放送。
XP(色素性乾皮症)を患う天音薫(沢尻エリカ)は入院中病院の窓から、ギターを捨てる藤代孝治(山田孝之)を目撃し、そのギターを拾ったことから音楽の楽しさに目覚める。
3年後、食品会社をリストラされた孝治は、高校時代の同級生、大西雄太(田中圭)、加藤晴男(濱田岳)、立浪隆介(川村陽介)と共に、三浦修(竹中直人)に半ば騙され民宿でアルバイトをすることになる。
そんなある日、薫が路上ライブを行っているところに、孝治が通りかかり・・・。
ずいぶん昔に、日の光を浴びると火傷のような症状が出る子どものことを取り上げたテレビ番組を見たことがありました。
当時、そんな病気があることを知り大変驚きました。
私はお涙頂戴的なフィクションが好きではないので、圭くんが出演していなかったら、このドラマを観ることもなかったと思います。
しかし、このドラマを観ることでXPという難病の「存在を知る」人が増えたと思いますので、意義のあるドラマだったと思います。
見始めてすぐに思ったのは、とにかく沢尻エリカさんが可愛いということでした。
人を惹き付ける圧倒的な存在感がありました。
薫の性格がいささか真っ直ぐ過ぎるきらいはありましたが、自分の境遇を殊更、卑下するわけでなく、気負うでもなく、言ってみれば病気以外はいたって「普通」で、夢と恋に向かって懸命に生きる人物の力強さに大変共感を覚えました。
そんな沢尻さんの演技を下支えしていたのは、父・謙役の勝村政信さんと母・由紀役の黒田知永子さんだと思います。
特典映像のインタビューで、「この家(天音家)ではこれが普通」で日常生活が進んでいて、娘を温かく見守る楽しい家族だと答えていました。
その日常と病院でのシーンとの演じ分けは見事です。
特に勝村さんの薫に手術を望むシーンは必見です。
そして特筆すべきはやはり主演の山田孝之くんです。
孝治は薫に出会ってからの変化や、徐々に明かされていく過去の問題を抱えていましたので、大変難しい役だったと思います。
山田くんのすごさは台本を読み込んだ上で、このドラマで1番観てほしいところは「薫」と言い切っていることです。
難役をこなしながら、視聴者が薫に感情移入できるよう薫の魅力を引き出すことに徹しているのです。
自分が目立つことより、物語を優先させる姿勢に役者魂を感じました。
ただ、ギターが海水に濡れるシーンや、楽器
が雨に濡れるシーンは、「楽器がダメになるーーー!!!」と気が気じゃありませんでしたけどね。
特典映像は、秘蔵メイキングでの楽器の練習風景、王様のブランチ「田中圭の素顔をキャッチ」、緊張でガチガチの濱田岳くんの制作発表風景、etcと非常に充実した内容になっています。
★★★★★ 主役の親友として、圭くんの脇役ポジションが鉄板
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