履修学年:高校1年もしくは高校2年
仕事と力学的エネルギー・仕事と仕事率の計算の続きです。
今までの記事でご紹介の通り、
はたらく力×力の方向に移動した距離=物体がされた仕事
物体がされた仕事とは、物体が外部から得たエネルギーを示す。
以上の2点について、ご理解いただけたと思います!
また、運動方程式・重力加速度を伴う直線運動では、
物体にはたらく力がつり合わないとき、その物体は力の大きい向きに等加速度直線運動をする。
運動方程式F=maより、はたらく力÷物体の質量=加速度
以上の2点について、ご紹介いたしました!!
本題では、これらの定理を利用して、
2種類の力学的エネルギー(位置エネルギー・運動エネルギー)の公式導出法をご紹介いたします!!
久しぶりのv-tグラフが登場ですね。
もし覚えていないようでしたら、等加速度直線運動の公式の解釈でご確認ください。
そうなのです。
静止する物体を移動させるためには、外力をはたらかせる前提を要します。
そして、力を加えながら移動させるので、物体は必然的に仕事をされるのです!
すなわち、力学的エネルギーというのは、
静止する物体を移動させようとして力を加えた結果、物体が得たエネルギーということなのです。
この解釈を使いこなし、仕事とエネルギーはひっくるめてマスターしてしまいましょう!!
そして、この2種類の力学的エネルギーは、高い位置と低い位置を移動する過程で、互いに移り変わるのです。
これが、ジェットコースターや振り子で、低い位置ほど速く動く理由なのです。
具体的な移り変わり方は、追って解説をアップロード致します。