有理数で表せる対数の値 | 数学解説ブログ(つくば市の「数学・算数・物理に強い」プロ家庭教師 長通幸大・発信)

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中学高校の定期試験問題・大学入試問題・Twitterの数学特化系アカウントで出題された問題・閲覧した方からのご質問まで、幅広く取り扱う方針ですので、
日々の学習や数学的発想・思考力の向上にお役立ていただければ幸いな限りです。

履修学年:高校2年(数学Ⅱ)

対数と指数は結び付きが深く、指数で表せる値は対数でも表せて、対数で表せる値は指数でも表せます。
もっと砕けた言い方をすると、方程式の一種と考えてしまっても大丈夫ですね。
対数を伴う値を、指数を伴う表現に変えることで、その指数を推定する方程式ができるということです。

そうして模索して、有理数で表せれば言うことはありませんが、
中学数学の平方根と同じように、有理数で表せる保証が無いのが、対数の厄介なところです。
そのような場合の対処法は、また改めてご説明しますが、
まずは有理数で表せる対数を修得していきましょう。






3ページ目の9・10行目は、せっかく2~6行目で「累乗した値をさらに累乗したときの指数」について説明したので、それを早速使いこなしてみようという意図で解説を作ってみました。
原理的な意味(指数と対数の関係)がしっかり把握できれば、身構えて「特例」を警戒する必要はありません。