近世ヨーロッパに、夜遊びが大好きなストガノフ伯爵という方がいました。
ある晩、お腹がペコペコになって屋敷に帰ってたのに、召使いもコックも誰もいません。
伯爵はいつも朝まで帰ってこなかったので、使用人たちは自宅に帰宅していたのです。
誰もいない怒りよりも、とにかくお腹が減って仕方がないストガノフ伯爵。
台所にあった野菜を細かく刻んで、お肉と一緒に煮込んでみたら……
なんとまぁ美味しいじゃないですかっ!!
伯爵ったら超いやっほぅ!!!
と、いうのがビーフストロガノフが料理界に誕生した逸話でございます。
偽り話じゃないからご信用ください(笑)
わたくしもそんなストガノフ伯爵にのっとり、冷蔵庫の余り物をクツクツ煮込んでビーフストロガノフを作らせていただきました。
パルメザンチーズの入れ物より大きな寸胴鍋の中にたっぷりと入っていますが……
3時間しか煮込んでいないこいつの旨さはまだ第一形態。
ビーフストロガノフの本領発揮は煮込みと放置を繰り返して熟成させた、約24時間後でございます。
実は作って3日目が一番美味いとされている、焦らしに焦らす料理でございます(汗)
玉ねぎとマッシュルームしか使わないロシア風のビーフストロガノフ(色が白)ならばすぐに美味しく食べられるのですが、7種類も野菜を使っているこいつはそうはいかないのですよ……(泣笑)
ストガノフ伯爵が作ったのはおそらくロシア風でしょうね。
神間さん、うっかり全然のっとってませんね。
お陰さまで、明日の晩ごはんの準備が出来上がりましたよ(汗)
今日の晩ごはんは何にしましょうか(汗)
トマトピューレがあれば今日美味しく食べれるハヤシライスができたですが……。
仕方がありませんよね。
神間さん、わざわざ材料を買ってきてまで料理するのをひどく好かない質でございますからっ!(笑)