遅くなりました。

宝塚記念の全頭評価です。


私が考える宝塚記念の傾向として、

・残り1000~800mからペースが上がって持続力勝負になる

・上がりの速い競馬にはなりづらい

この2つですかね。


先週がかなりの高速馬場であり、2:10秒台かそれを切るくらいの決着になりそうなところも頭に入れながら、評価していきます。


1.ライラック B

エリザベス女王杯2着で、このコースの好走経験あり。基本的に後方から競馬する馬で、今回はユニコーンライオンやドゥラエレーデがいるため、前が少し速くなってくれればワンチャンありそう。


2.カラテ C

前走は前が壁になり不完全燃焼で、B評価でもいいかと思ったが、2走前の不良馬場、暑い季節の中2週はマイナスだと考え、この評価。

雨が降ればもう少し評価は上がる。


3.ダノンザキッド B

阪神のGIレースでの成績は0-1-2-0と善戦しており、阪神は向いている。

2200mの適正は未知数で不安点ではあるが、母父のダンシリはハービンジャーやレイルリンクを輩出しており、ブルードメアサイアーとしてもオークスステークス馬を輩出していることから、2200mもこなすと見る。


4.ボッケリーニ B

前走の鳴尾記念も、持続力を問われるレースでしっかり勝利しており、このレースの傾向には合う。

体重が激減したJC、外枠だった有馬記念を除けば、2022年以降のレースは馬券に絡んでいる。

不安点としては6月2走目という点。この時期に月2走はしんどい気がする。 


5.イクイノックス S

正直死角が見当たらない。黙って逆らわないのが吉と見る。唯一馬券外になるケースがあるとすれば、前目につけて、キタサンブラックの2回目の宝塚記念のようなペースになることくらい。


6.スルーセブンシーズ C

阪神の重賞はいずれも惨敗しており、力も不足気味かと考えている。宝塚記念は牝馬がよく絡むイメージがあるが、いずれもGIを勝っている馬が好走しており、やはりこの馬はちょっと実力不足と見る。


7.プラダリア C

そんなに大崩れはしないこの馬だが、ディープ産駒の切れ味勝負を活かす馬場にはならないということと、鞍上変更もマイナス点。


8.ヴェラアズール C

もともとは切れ味を存分に活かすのがこの馬。このレースには適さないと見る。有馬記念で惨敗しているのが、持続力勝負には向かないことを物語っていると考える。


9.ジャスティンパレス A

巷では持続力勝負は向かないという見方があるようだが、神戸新聞杯や菊花賞を見ても、持続力勝負は不向きという訳では無いと思う。

しかし、距離短縮と、ルメール騎手からの乗り替わりということも考えると、イクイノックスを負かすまでは…と思ってしまう。

実力的にもA評価だが、同じ評価の中では1番下の評価。


10.ディープボンド B

少し距離が短いのが不安点か。

いい脚を非常に長く使える馬だが、少しエンジンがかかるのは時間がかかる。そのためもう少し距離が必要と見る。持続力勝負でいえばこのメンバーの中でも随一。


11.ジェラルディーナ A

正直、イクイノックスを負かす馬がいるならこの馬と後に紹介する馬の2頭だと思う。

阪神の2200mでGIを勝っており、コース経験もしっかりある。なおかつ勝ち鞍は全て非根幹距離。

今回は武豊騎手に乗り変わるということもあり、大阪杯のようなチグハグなレースはしないだろう。

夏の暑い時期はやはり牝馬が強いと言われる。このレースでもスイープトウショウ、クロノジェネシス等、実力のある牝馬が勝利や好走を収めていることから、この馬の評価はかなり高め。


12.アスクビクターモア A

イクイノックスを負かすかもしれない馬もう1頭はこの馬。

ここ最近は惨敗が続いているが、持続力を求められるこのレースは得意の舞台と考える。

菊花賞で見せた3コーナーから早めにスパートをかけてそのまま粘り込む、というようなレースが出来れば過去2走を感じさせないレースを見せてくれると思う。

さらに高速決着にもなると思うので、菊花賞でレコードやダービーも速いタイムで上位入線したこの馬にも分が非常にある。

むしろ、ここで来なかったらもうこの馬は終わったとみていいと思っている。


13.ジオグリフ C

イクイノックスに勝った馬、ではあるが、さすがに成長力の差が出ていると思う。

さらに、あの短期間での2戦連続海外遠征で、馬自体がおかしくなっていないかもかなりマイナス。

極めつけは鞍上。さすがに今まで乗ってきた騎手と比べるとさすがに厳しいものがあると思う。


14.ブレークアップ B

アルゼンチン共和国杯のように持続力を求められたレースでは実績がある。前走の天皇賞も好走しており、力はそこそこあるがそれでも少し足りないかなという印象。

ただ、父ノヴェリストという欧州の重厚な血が流れているので、スタミナや持続力の勝負にはもってこいな血統。上位入線してもおかしくない。


15.ユニコーンライオン C

今回かなり外枠を引いてしまい、最初のコーナーまで距離があるとは言えど、もう少し内枠が欲しかった。

2年前の同レースでは逃げて2着に残っているが、さすがにその時より力は落ちている印象。


16.モズベッロ C

今年もうすでに5戦目、不良馬場の新潟大賞典も走っており、疲れも溜まっていそう。力も足りないし雨も降らなさそうなので厳しいかなと考えている。


17.ドゥラエレーデ  B

3歳になってからまともに芝レースを走っておらず、まだまだ力は未知数なところがあるので押さえておく。

しかしさすがに大外枠は厳しいか?


買い目は明日発表します。それでは。