【スイス】バーゼル旅行記③ | 海外での生活&子(孤)育てのリアル

海外での生活&子(孤)育てのリアル

韓国での生活、主に子育て(孤育て?)のリアルについて綴っていこうと思います。

部屋にいても遊ぶスペースが狭いので、午前中からトラムに乗って街の中を見に出かけました。昨日より少し行動範囲を広げてみようと、トラムに乗りながら行き先を考えていると、何やら笛と太鼓の音が外から聞こえてきました。ん?気のせいかな、と思っていたのですが、いろんなところでその音は聞こえてくるし、マスクをかぶった人たちが列をなして歩いているのが見え、気になってトラムを降りてみることにしました。

降りた先にはミュージアムが!子どもがいるので、中に入ってゆっくり見て回れないだろうと思っていたので、せめて外観を写真に収めようとしていると、マスクをかぶった人たちがピッコロや太鼓などの音を響かせながら通りを行進してきました。それも1グループだけでなく、複数のグループがあちらこちらで演奏しているものだから、日曜日の静けさが嘘のよう。

トラムを降りて一番最初に出会ったグループ

 

何のお祭りかな?くらいの気持ちで調べると、このバーゼル市でスイス最大のカーニバル、バーゼル・ファスナハトが行われているとのこと。そして、このカーニバルはAsh Wednesdayの翌週月曜日から計72時間続く、と書いてありました。ユネスコの無形文化遺産にも登録されているため、世界中から観光客が来るようです。(近辺のホテルを予約しようとしても、どこも満室で空いてなかった理由が分かりました。)午前4時からのパレードで始まるとあったのですが、「え?そんなに早い時間からやってたの?」とビックリするくらい宿泊先近辺は静かだったので気づきませんでした。

 

夕方にクララ通り(Clarastrasse)でパレードがあるということだったので、お昼寝終わりで且つまだ時差ボケの影響でボーっとしている子どもを連れて出かけました。

何組ものグループがそれぞれテーマに合わせて作られた衣装や大きな荷台のような灯篭を引っぱりながら通りを行進します。グループによってはお菓子や野菜を投げてくれたり、ちらしのような紙を配りながら歩いていました。目の前を色んなマスクをつけた人々が通り過ぎていきましたが、子どもは怯えることなく眺めていました。(疲れでボーーッと感情なく眺めている感じでしたが…汗

どのグループもフルフェイスのマスク

 

パレードは観客との距離がすごく近い!

 

それにしても大音量。大人は良いですが、ベビーカーに乗ってる子どもの耳の高さで太鼓が鳴るので、子どもにはシンドイだろうと途中で切り上げて宿泊先に戻りました。同じようにベビーカーに乗ってる子どもがいる家庭では、キッズ用のヘッドホンをさせて耳を保護しているのを何人か見かけました。

 

帰る途中、このカーニバルが終わった後の清掃用の車を見た子どもは大喜びアップ

目をキラキラ輝かせていたので車の前で写真を撮ってあげました笑(パレードよりこっちの方が魅力的だったようです笑い泣き

 

この3日間、パレードしている側も見る側も紙吹雪を撒きまくります。私も主人も沢山紙吹雪をかけられ、服の中にも靴の中にも入ってきて痒い痒い!子どもは、痒がっている私たちを横目にちょっと年上のお兄さんお姉さんにお菓子を手渡しでもらっていました。(何回かもらっているうちに「ダンケ!」とお礼を言うことが出来るようにびっくり

しかしまあ、紙吹雪は三日間を通して撒き続けられるので、地面はものすごいことに!これじゃあ、落としたバーゼルカードなんて埋もれてしまって見つかりゃしないわ…。

車道と歩道の段差が見えないくらい紙吹雪で埋め尽くされてました

 

スーパーマーケットで売られていた紙吹雪

 

パレードで使用されている灯篭は、カーニバル期間中、大聖堂前に展示されてました